Day343　「私はこの○○の過去を見ている！」

昨日の課題は次のようなものでした。

「この○○には意味はない！」
「この考えには意味はない！」

けっして、見ているものや自分の考えが無意味、すなわち「価値がない、つまらない」といっているわけではありません。

たとえば、大切な人から贈られ、手に馴染んで書き味も抜群で、長いあいだ愛用している万年筆は、あなたにとって特別な意味をもっているでしょう。

あるいは、小学校の給食の時間に、先生に「残してはダメだ！」と言われて無理やり食べさせられてから大嫌いになったトマトも、その人にとっては大きな意味をもちます。

このように、私たちはあらゆる事柄に独自の意味をつけ、それに呼応するように、対象と一対一の関係を築いていきます。

当然ですが、この行為に善し悪しの解釈をはさむ余地などありません。

「自分が見たいように、あらゆるものを見る！」

これが私たちという生きものの特性だからです。

ただ、そのようにして作ったあなただけの世界が、自分自身を苦しめることがあるのも事実です。

そんなとき、