Day543 「もうこの怒りを手放したい。心象ではなく、ありのままの現実を見せてほしい!」
: 倉園との1on1レッスン「ワントレ2」春のキャンペー中!:
自宅から南大沢の駅に向かう途中に、ほとんど車の通らない大きな交差点があります。
年が明けたばかりの1月5日、私は駅前にある「みんなで一緒に7時間のJazzin' Work」の会場に向かっていました。
交差点は例によってガランとしています。私はいつものように左右を確認して赤信号の横断歩道を渡り始めました。
すると、反対の車線を走っていた黒塗りのバンが、けっこうなスピードでUターンしてこちらに向かってきます。
すぐにダッシュで交わしたとたん「パーーーン!」とけたたましいクラクションが鳴り響きました。
運転席を見ると、30代くらいの女性が鬼のような形相で私をにらみつけていました。
この瞬間、本当にひさしぶりに、猛烈な怒りが込み上げてきたのです^^
これはいい機会だと思い、私は自分の様子をつぶさに観察しました。
まず、クラクションの音に驚いたときに、脳から麻酔のような「変な物質」がドワッと流れ出る感じがしました。
すぐに心拍数が上がり、胸のあたりが重くなってきます。なんとも不快な感覚だと思っていると、頭の中が次のような「イヤな考え」でいっぱいになりました。
「こちらが避けたのは見えているじゃないか。それなのにわざわざクラクションを鳴らすなんて、オレに罰でも与えているつもりか! どうせ運転に不慣れなんだろう。赤信号で渡っている人を見て、恐れや不安を抱いたんだろう。ありもしない想像をしてビビってんじゃねぇよ!」
思いっきり、グッドバイブスも誤用しながら^^、すでに目の前から消えた女性ドライバーを頭で攻撃しまくっているのです。
「おお、まさにいまオレはやってるぞ!」と気づき、自分がどんなストーリーを作り出すかを見張っていました。
どうも私には、この通い慣れた交差点を「自分の庭」と思っている節があるようです。そこに突然、ホームグラウンドの平和をかき乱す「異邦人」が現れました。運転しているのは、私のような善人ではない「ならず者」にほかなりません^^
さらに、私は「そうはいっても、赤信号で渡っていたしな……」という罪悪感を抱いていました。でも、それを認めようとすると、猛烈な悔しさが込み上げてきます。
なんとなく、私が創作したい話の全貌が見えてきました。
「のどかな片田舎で静かに暮らす罪のない地元民と、その平安を脅かすせちがらい都会から来た暴走ドライバー」
頭をフル回転させて、この図式を成り立たせようとしていたのです。
心は「もっとこの物語を極めよう!」と言ってきます。それに従って新たな展開を加えるたびに、怒りは増幅していくようでした。
ただ、あと5分後には、スタッフの聖子さんと受講者のみなさんが待つ会場に着いてしまいます。そこからは、Jazzin' Workの講師として「ご機嫌な過ごし方」をお伝えしなければなりません。
「よし、もうこのくらいにしておこう!」と決め、いくつかの現実を確認しました。
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いまをしあわせにする週3ワーク「今日のグッドバイブス」
平日の月水金に、一日を安心して自由に、ありのままの自分で過ごすための提案を贈ります! 将来のことが不安で何も手につかないとき、怒りやムカつ…
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