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【話題のAI生成ニュースまとめ】 10/16〜10/22 | ChatGPT、リアルタイム情報のアクセス可能に

5分で先週を振り返られる、要約ニュースです。
2023年 10/16〜10/22までの話題になったAI生成ニュース総まとめ。

X(Twitter)のトレンドポストもピックアップしています!


1. 「ChatGPT」、ウェブブラウジング機能が正式リリース  --リアルタイムの情報アクセス可能に

OpenAIはChatGPTにインターネットブラウジング機能を組み込み、リアルタイムの情報アクセスと情報源へのダイレクトリンク表示を可能にした。この機能は当初、有料版ユーザーにベータ版として提供されていたが、10月17日にベータ版から移行し、使い勝手が向上した。ユーザーは「GPT-4」モデルセレクターで「Browse with Bing」を選択するだけで、Microsoftの検索エンジン「Bing」を経由してインターネットにアクセスできる。このブラウジング機能は以前、ペイウォールを回避する不正利用が問題となり一時停止されていたが、現在は改良され、有料ユーザーへ提供されている。

https://japan.cnet.com/article/35210469/

2. ChatGPT対抗の本命、「Claude 2」ついに日本でも利用可能に

AnthropicはAIチャットボット「Claude 2」の公開範囲を日本を含む95カ国・地域に拡大した。Claude 2は、100Kトークンの文章を読み込み可能で、高度なファイルアップロード機能を備え、ChatGPTの対抗馬と見られている。新たに拡大された地域のユーザーは無料版と有料プラン「Claude Pro」にアクセスできるようになったが、EU加盟国とカナダは含まれていない。アマゾンはAnthropicに最大40億ドルを投資し、戦略的協力関係を築いた。AnthropicはAWSを主要クラウドプロバイダーに選定し、AWSのカスタムチップを使用する。これは、生成AI分野でアマゾンがOpenAIと連携するマイクロソフト、NVIDIAと競合する姿勢を示している。

https://ascii.jp/elem/000/004/163/4163462/

3. ChatGPTに対抗しうるAppleの生成AI「Apple GPT」、早ければiOS 18に実装される?

Appleが「Apple GPT」という生成AIの開発を進めているとの報告がある。この技術は、2024年のiOS 18のリリース時に公になるかもしれないと海外アナリストが予測している。ただし、その情報は確定的でなく、著名なアナリスト、Ming-Chi Kuo氏は、Appleの生成AI開発は他社に比べて遅れていると指摘している。これらの報告が示すのは、Appleの生成AIに対する業界の期待が高まっているという現実である。公式なアナウンスが待たれる状況だ。

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1540694.html

4. YouTube、著名アーティストの声で音声を録音するAI機能を計画か

YouTubeが著名アーティストの声でオーディオを録音できるAIツールの開発に取り組んでいる可能性がある。同社はSony Music Entertainment、Universal Music Group、Warner Music Groupと交渉中で、AIのトレーニングに楽曲を使用する権利を求めていると報じられている。AIの使用には著作権やライセンス、不正の懸念が存在するが、YouTubeはAI音楽原則を策定し、アーティストを保護しつつクリエイティブな表現を許容しようとしている。生成可能なコンテンツの制限、収益化の取り扱い、アーティストの同意など、多くの問題が未解決である。

https://japan.cnet.com/article/35210567/

5. NVIDIAのドライバアップデートで、Stable Diffusionが2倍高速化

2023年10月17日の「Game Ready ドライバー」アップデートにより、NVIDIAはゲームとAIのパフォーマンス向上を発表した。特に注目されるのは、画像生成AI「Stable Diffusion」の速度が最大2倍に向上し、AIを活用したアップスケーリング技術「RTX Video Super Resolution (VSR)」が強化されたことだ。VSRは、ビデオの解像度をアップスケーリングし、圧縮アーティファクトを削除する技術で、今回のアップデートでディテールの保持と鮮明さが向上した。また、GeForce RTX 20シリーズGPUの所有者も、AI強化ビデオの恩恵を受けられるようになった。TensorRT拡張機能の追加により、Stable Diffusionのパフォーマンスも向上し、AI画像生成が高速化された。これらの進化は、ゲームとAIのエクスペリエンスの向上を約束する。

https://gigazine.net/news/20231022-nvidia-boosts-stable-diffusion-performance/

6. アニメイラスト生成AI「にじジャーニー」のスマホアプリ「niji・journey」が正式公開

10月18日、Sizigi社はアニメ調のイラストを生成するAI「にじジャーニー」のスマホアプリ「niji・journey」を公開した。このアプリはiOSとAndroidで利用可能で、ユーザーはテキストの指示に基づいてアニメ風のイラストをAIが生成する機能を手軽に使うことができる。無料プランでは20回の生成が可能で、月額10米ドルのサブスクリプションプランに登録すれば、無制限でイラストを生成できる。アプリには他のユーザーが生成したイラストを閲覧する機能や、保存された画像からプロンプトを生成し、新たなイラストを生み出す機能も含まれている。また、AIモデルやスタイル、アスペクト比の設定、プロンプトのコピー&ペーストなど、使い勝手を向上させる機能も装備されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c87c0d737c6ac645dce47bf2f58c12e3ccca109e

7. Midjourney、AIアートの高解像化機能を追加。 4K出力可能に

画像生成AI Midjourneyが超高解像度アップスケーリング機能を導入した。従来1024x1024ピクセルの解像度に限定されていたが、新機能により4096x4096ピクセルまで拡大可能となり、A3サイズでの印刷や高品質なウェブ画像、デスクトップ壁紙の作成が可能となる。ただし、アップスケーリングは処理時間が長く、それに伴い課金が増える。また、アップスケーリング処理は時折不安定で、画像が黒くなる、破損する可能性も指摘されている。生成AIアートの分野での高解像度競争が加速しており、アドビもFirefly 2で解像度を2048x2048に引き上げ、OpenAIのDALL·E 3も解像度の向上を図っている。https://news.yahoo.co.jp/articles/cf0a89219947c3b466a0d7b7d3546e3ae98ac661

8. メルカリ、「売れる商品情報」をAIで分析、提案する「AIアシスト」--iOSから開始

10月17日、メルカリは新機能「メルカリAIアシスト」の提供を開始したと発表した。これはiOS版「メルカリ」アプリ上で、一部の利用者から段階的に利用が開始される。AIアシストは、出品、購入、その他の問題解決において、AIが利用者に最適な行動を促す機能だ。具体的には、出品済みの商品情報をAIが分析し、その商品情報の改善を提案する。商品がより売れやすくなるよう、商品サイズや購入時の価格などの追記すべき内容を提案し、おすすめの商品名を自動生成する。開始当初は20のカテゴリが対象となり、これは今後拡充される予定である。これにより、メルカリは生成AI・LLMを利用して、利用者の出品や購入をより効果的にサポートする方針を明らかにしている。

https://japan.cnet.com/article/35210346/

9. サイバーエージェント、生成AIの活用推進する「AIオペレーション室」設立

サイバーエージェントは、2026年までに社員のオペレーション業務を6割削減する目標で、10月に「AIオペレーション室」を設立した。この新部門は生成AIの活用を促進し、業務効率化と新たな価値創出を図る。サイバーエージェントは既に2016年に「AI Lab」を開設、2023年には日本語の大規模言語モデルを開発・公開しており、広告効果の改善と業務生産性の向上に注力している。新たな「AIオペレーション室」では、ビジネス職含む全社員の生成AIリテラシー向上と業務活用の環境整備に焦点を当て、AI活用ノウハウの蓄積、プロダクト開発、業務プロセスの標準化、AI人材育成を強化する。全従業員対象の「生成AI徹底活用コンテスト」も開催し、業務効率化や新規事業のアイデアを募集。今後も研究開発と業務効率推進、人材育成を通じて生成AIの積極的な活用を進め、価値創出を目指す。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1540056.html

10. NVIDIA「生成AI Day 2023 Fall」をオンライン開催 基調講演は「生成AIの衝撃、ChatGPT/LLMの戦略的活用」

NVIDIAは11月21日にオンラインで「NVIDIA 生成AI Day 2023 Fall」を開催する。このイベントでは、生成AIの最新ソリューションとビジネス価値を、成功事例を交えて紹介する。デロイト トーマツの森正弥氏の基調講演では、ChatGPTと大規模言語モデル(LLM)の戦略的活用に焦点をあて、それぞれの活用パターンと組織内での実装方法について解説する。また、6つの厳選セッションでは、生成AIの最新動向、ビジネス価値、開発のポイント、そして日本国内の取り組み事例と躓きポイントについて、詳しく説明される。これらのセッションは、生成AIをビジネスにどのように組み込み、最大の価値を引き出すかを探求する者にとって、貴重な情報源となるだろう。

https://robotstart.info/2023/10/23/nvidia-genai-day23f.html

▼ Xのポストまとめ

以上、先週の振り返りニュースでした。

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