童話の英雄を超えるもの『衛府の七忍』8巻
先月、衛府の七忍の単行本8巻が発売された。
この作品と言えば江戸時代に巨大ロボットが存在する大馬鹿日本史であり「誤チェスト」を始めとした大いなる薩摩への風評被害などの濃すぎるネタで定期的にバズっているので頭のおかしいギャグ漫画のように見られることも多いと思う。
事実そういう側面はある。否定できるかクソッタレ。
しかしシグルイ、エグゾスカル零で培われたストーリーテリングがビシビシ活きており、単なるネタ漫画に留まらない勢いと繊細さを併せ持つ中々読み応えのある作品となっている