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属性に応じた対応のこと

属性でわけること
親から幼い子供への接し方がその子供の性格を、人生を、親子の関係を決めてしまいます。幼児期に親子の関係がうまくいかないと、その子供は同級生や兄弟との関係もうまくいきません。

うまくいかない、つまりイジメだったり、喧嘩が絶えなかったりするようになります。そうした子はまた、荒れる、不良とされたり、動物を虐待するような歪んだ子になったり、心が萎えて会話もできない子になったりするものです。

こうした子達が成長してからは恋人ができない、できても長続きしない。結婚できない、してもすぐ離婚する。子供をつくっても、数年で配偶者や子供と別居。また、長く同居していても、夫婦で会話がない、子供は精神障害になる、などと弊害がでるものです。

学校におけるイジメを防ぐ、という観点からできることは、まず、こうした児童生徒らをその属性(荒れる、歪む、萎える)に応じて分けることでしょう。

属性とは
親からの愛着が形成されてこなかった子供は荒れる、歪む、萎えるの3つに分かれる傾向があるでしょう。

荒れる、は素行不良とされる子達。攻撃性が高く、大人相手にも怖気づかない。イジメの加害者になりやすく、器物の破壊や早いうちからのタバコ、生産的な活動への意欲が乏しく授業にも参加しない傾向があります。

歪む、は強者には卑屈で弱者には残酷な振る舞いに及ぶ。動物を虐待する。年長の少年から女児への性暴力、などパーソナリティ障害、医療少年院に行く傾向があります。

萎える、は無気力で表情に生気がなく、他者との会話もできず、孤立しがちであり、往々にしてイジメの対象になりやすい傾向があります。ヒキコモリになってしまうのもこの属性に多いでしょう。

荒れる、はイジメの加害者に、歪む、はイジメの加害者にも被害者にも、また萎える、はイジメの被害者になりやすい、そう私は捉えています。

校舎内でわける
こうした属性に応じて、まずはクラスの編成をするべきでしょう。また、同じ教室でも相性に応じて座席を決めると。さらに、集団に馴染めない子は校内フリースクールや特別指導室など、それぞれの属性に応じて、同じ学校内でも、最も離れた別室毎(ごと)に分けていくべきです。

また、他の生徒の協力を得て、休み時間、過ごす生徒も相性で決めていことです。誰が誰とどのあたりで過ごすのかを指定しておくべきでしょう。

対策監
イジメに対応する専従の職員をおくこと。校舎内、外、校庭や体育館のような目立たないところも含めて、巡視していく。トラブルの初期の兆候を見逃さない。

トラブルがあれば、他の生徒、その学年のカースト上位の子達、あるいは上級生に、最上級生であれば、卒業生の協力を得て、仲介役になってもらうと。

そのうえで、あの子に近づくなと、言い含めておく。これはあらかじめ、生徒の属性を見極めておくことで、事前にあなたはあの子に近づくな、と。伝えておくことでさらに効果をあげるでしょう。

地域でわける
学校外、登下校、帰宅後、休日もまた、子供の属性、相性に応じて、児童生徒を分けていきます。他の学年も含む、他の児童らとグループをつくらせ、孤立する子をつくらない。そうやって、地域でのイジメが起きにくいように。地域でのイジメもまた、1人でいる子が標的になりやすいですから。

状況に応じて、隣の校区の学校のほうが近い、といったことがあれば、隣の校区の学校に越境通学も認めるべきでしょう。

さらに地域でも監察に相当する大人を配置しておくことで、地域でのトラブルの発生を未然に防ぐ、起きても最小限の被害に抑える工夫をすべきでしょう。この監察にあたる大人は男女2人組が望ましいと考えます。

同じ校区内に
前述したように、親との関係が良好でない、親の性格がキツイと、子供の性格もまた、問題が生じます。親が子に対し、怒鳴る、無視する、嫌なことばかり言う、常に不快、不機嫌。こうした親のもとで長く暮らせば暮らすほど、子供は不幸になるばかりです。

このため、子供は早くから親から分ける必要があります。そのため、まずは同じ校区内にいくつかの寮を設け、属性に応じて、それぞれの寮に入所させます。

すなわち、荒れる生徒はそのための寮に、歪んでる生徒はそのための寮に、萎えてる生徒はそのための寮に、といったぐあいに。

また、それらの寮の所在地も校区内で最も離れた場所に設けることで当事者どうし、生活圏が重ならないようすべきでしょう。例えば、仮に四角形の校区があるとして、右上は荒れる生徒用の寮を、左下は萎える生徒用の寮を、というふうに。

そのうえでこうした生徒とメンター的役割の大人が対話を重ねていきます。萎えた生徒は心に活力を取り戻し、荒れる生徒は落ち着きを取り戻し、歪んでいる生徒は問題行動を起こさなくなるでしょう。

他の校区へ
それでも重篤な事態へ発展すれば、当該生徒は被害側、加害側、どちらか、どちらとも状況に応じて、他の校区へ、場合によっては交通機関を利用する遠方へ分けるべき事案もあるでしょう。

重篤な事案への対応について、次回以降、考察していきます。




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倉田隆盛
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