心のデトックス|自分を鼓舞するアイテムを持て
人生は長い。
終わってしまえば短く感じるのでしょうけれど、さなかにあるときは「今見える、些細なこと」にしか意識が向かないものです。
私はたまに、日々を乗り越えるのが本当に苦しくなります。
育児、家事、仕事、人間関係、気遣い、年齢、体力……
気になることをあげだしたらきりがないです。
「今、ここにある仕事が終わる目途が立たない」
「さらに、子どもが突撃してきた」
「電話が鳴った、出なければ」
洗濯機の終了音
積み重なる洗濯物
泣き叫ぶ子供たち。
……疲れた。
■自分の機嫌は自分でとれ
大人たるもの、自分の機嫌くらい自分でとれなければいけない。
そんなことは耳にタコができるくらい聞きます。
でも、実際どうでしょうか。
あらゆることに気を配り続け、エネルギーは空っぽ。
私は頭の反対側にも目があると思っています。
そのくらい、子どものことを気にかけ続ける24時間。
でも、そんな私をねぎらったり、励ましたりしてくれる人は、そうそういいタイミングでやってこないものです。
自分から人に会いに行く時間をつくったり、カフェに足を運んだり。
これだって、「時間がある前提」の話です。
「時間はつくるものだ」
私もそれは重々承知しています。
ボーっとしている時間や、スキマ時間を活用するのだ!
ビジネスアカウントが声高に叫びます。
私も常に暮らしを見直し、タイムマネジメントをし、目標に向けて調整していますが、最近ようやく気付きました。
私、「スキマ時間を無駄にしていること」そんなにないんです。
お湯を沸かしながらサッと掃除したり、歯磨きしながら洗面台を掃除したり、だいたい複数のことを同時進行しています。
その小さな疲れが積み重なって、大きなタスクが前に来たとき、
「もう体力がない…疲れた……」
と絶望してしまうのです。
本来は、家族でチームを組んでやっていければ理想的なのかもしれませんが、常時ワンオペなのでそうもいきません。
かといって、がんばりだけでどうにかするのもつらい。
■心を鼓舞するアイテム
そんなワンオペの方、たくさんいると思うんです。
つらいとき、どうしようもないとき、ありますよね。
本当は、ちょっと散歩に行ったり…
ゆっくりコーヒーを飲んだりすればリフレッシュできるかもしれない。
でも、それすらできない状況だから困っているんです!という方、ぜったい少なくないと思うのです。
どうですか?
わたしたち、想像以上に、がんばっていますよね。
そんな状況を打破する私のおすすめ方法は、「心を鼓舞するアイテム」をもつこと。具体的にいうと
・ぜったいにテンションを上げてくれる音楽
・自分を励ましてくれる心のトモダチ(推しでもいい)
を自覚しておくことです。
▶音楽の力
五感の中で、最後まで残るのは聴覚。
意識がなくても聴覚は残っていることも(私はよく倒れるのですが、意識が戻るときは耳からなので事実だと思っています)。そのくらい、影響を及ぼすのが耳。
例えば、聞くと一瞬で昔に戻れるような曲。
楽しかった時期を思い出すような曲。
それらをプレイリストにして、まとめておきます。
私の場合は、懐かしい気分になるプレイリストや、テンションのあがるプレイリスト、自分らしく戻れるプレイリスト……などを用意して、そのときの気分に合わせて選んでいます。
そして、家事をしているときに聴きます。
本当に限界のときは、1日中イヤホンを耳につけて、気分を回復させる曲を聴き続けることも……もちろん仕事のときも(思考の邪魔にならない程度に)。
私の場合は、小室ミュージック多数ですけれど……(笑)
このプレイリストのおかげで、しんどい家事が回復タイムになります。
料理なんて本当はしたくないけれど、音楽聴きながらだと楽しくできる。
3~5分くらいで気分転換になるんですから、音楽の力ってすごいです。
▶心のトモダチ
そして、いつでも自分を励ましてくれる心のトモダチ。
これはちょっぴり意識が必要です。
意識的イマジナリーフレンド。
誰も励ましてくれない……なら、自分でその存在をつくっておく!
私の場合……
心の中に「峰不二子」に住んでもらっています。
(これ、以前おみくじで『峰』を引いたことをきっかけに、「私は落ち込みやすいから、峰不二子マインドでがんばる」という宣言をしたんですが、これがかなり効果を発揮しています)
「さっきの講座、おかしなこと言ってしまったかも」
「変な奴だと思われなかったかな」
そういう、取り戻せない過去の、小さな気がかりに取りつかれてしまったとき……「心の不二子」に語りかけます。
心の不二子は、ぜったいに私を否定しません。
ちなみに私はモンキーパンチ先生の作品を詳しく知りません。なので、完全に「不二子のイメージ」だけで脳内キャラクターを生成しています。
あとはほかに、
・強くなりたい日の「ヴィクトリア・ベッカム」
・絶対負けない気持ちをつくる「マドンナ」
・才能について考えすぎてしまう日の「小室哲哉」
がいます……笑
おのおのの、細かいイメージは今回は省きますが……
このあたりは音楽ともリンクさせながら、『私を励ます要素』としていつも心の中にとどめています。
■日々をうまく、乗り切りましょう
この「回復させる手立て」をいくつも持っておくことは、自分自身を救うことにもなるはずです。
とはいえ、やっぱりつらい日もあります。
なので、コメント欄でも、Twitterのつぶやきでもいいので、ワンオペがつらい日はいつでも声かけてくださいね。私も同じ立場なので、ちょこっと交流するだけでも気持ちが変わるかもしれません。
日々をうまく乗り切ること。
今すごくつらくても、乗り切ると、やっぱり楽しい日にも巡り合える。
わかっていても、今この瞬間のつらさに耐えられなくなること。こればかりはキレイごとではなくて、実際にあるのだから仕方ありません。
わたしたち、本当によくがんばっていますよね。
いつか、皆さんの「私を鼓舞するマイプレイリスト」などを聞いてみたいな~とも思います!そういう企画やるのも楽しそうですね笑