発達っ子と暮らすインテリア|「放り込むだけ収納」で散らからない家に
これはASD娘に…というよりは、家族全員に…という面が大きい我が家の対処法です。
私は基本がズボラなので、「使ったらいちいちしまう」「毎日カバンの中身を片付けてあげる」みたいな作業が苦痛。それでなくとも、育児中って手が足りませんしね。毎日のルーティンに「ちょっと頑張らないとできないこと」が増えるのって、ストレスになりませんか?
きちんと収納するために、ものを畳んだり、ぴっちり詰めなければならない…それって、余裕があるときはともかく、忙しいときは手間ですよね。そして、「今日は仕方ない」と放置して、それが積もり積もっていく…
そこで実践しているのが、「片付けを簡単にする『放り込むだけ』収納」。
それについては、以前私が参加しているサイトでもご紹介したことがあります。
子どもも小学生にあがり、今はちょっと違うことも取り入れています。今回はそんな我が家の「放り込むだけ収納」についてご紹介します。
■とりあえず『放り込むだけ』でOKな収納スペースを確保
帰ってきてすぐに置くバッグ類。ソファにバサッとかけてしまう上着類。
どうせ明日も使うからと、そのまま置きっぱなしになることはありませんか?
疲れていてすぐソファに座りたいとき、いちいち部屋にもどってカバンをしまう、上着をかける…といった行動はめんどくさいと感じますよね。
でもそれを続けてしまうと、置いたバッグの上にさらにモノをのせたり、ソファに何かを放置することに抵抗がなくなったり、「なんでもモノを置いていい場所」が生れてしまうおそれがあります。それが積もり積もってしまうと、もう片付け自体がめんどくさいものになってしまうのです。
そうなる前に、「放り込むスペース」を確保してみましょう!
簡単なのはボックスや大きめのバスケット、カラーボックスなど。とにかく「ここに入れる」という場所を決めます。
床やソファに勝手に置かない・あちこちにものを置かないというルールを決めるだけで、ある程度の散らかりを防止することができます。
■『放り込むだけ収納』を稼働させるためのポイント
この放り込むだけ収納には、いくつかのポイントがあります。簡単なようで、とても重要なポイントです。
【1】いつも放置してしまう場所の近くにつくる
キッチンにバッグを置いてしまうなら、キッチン付近。ソファに上着をかけてしまうなら、ソファの近く。クセになってしまっている行動を変えるのは手間がかかりますし、そこに置くということは、そこが使い勝手がいいからです。極度におかしな場所でなければ、いつも置いてしまう場所を基本に考えてみましょう。
【2】「放り込む」以外に「掛ける」などもOK
上着を放り込むのはちょっと…ということが気になるなら、「掛けるだけ」というのもOK。ポイントは「ワンアクションでできること」です。ちょっと手順が増えると、それだけでもうやらなくなる可能性大です。
【3】入れるものを限定する
「なんでも放り込む」は「ぐちゃぐちゃ」の元です。ある程度、「バッグはここに」「おもちゃはここに」「上着はここに」と入れるものを限定しておくと管理しやすくなります。
【4】放り込むのはスタメンだけ
放り込んでいいのは、「毎日使うスタメンアイテム」が基本。放り込んでずーっとそのままにしてしまうのはNGです。疲れているときはいいですが、適時見直して、しばらく使っていないものやシーズンオフになったものは所定の位置に戻しましょう。
【5】収納量は5~7割くらいにおさめる
これも大切です。ぎゅうぎゅうに詰め込むのはやめましょう。ぱっと見でなにがどこにあるかすぐ把握できる、余裕のある量が理想です。
■我が家のリビング『放り込むだけ収納』実例
【子どもたちの学校グッズ収納】
今我が家の子どもたちは小学1年生。各個室にランドセル収納スペースをつくっていますが、「あと2mすすめば自分の部屋なのに」そこまでランドセルを片付けにいくことができません。結局、LD入り口にランドセルを放置することに。まだ宿題もリビングでしていますし、部屋をあまり活用していないので仕方ないのですが。
というわけでLDに入る直前に、ランドセル収納スペースを確保。その下にはワゴンを設置し、学校にもっていくこまごまとしたものをワゴン内に放り込むだけにしています。
ここで使用しているのは、ベルメゾンのキューブボックスシリーズ。
しまいたいものや家族構成にあわせて収納量を調節できるので、キューブボックスはお気に入りです。
あと数年すれば自分の部屋を使うようになるはずなので、成長に合わせて変えていきます。
【ママのバッグ収納】
もともとワゴンをバッグ収納に使っていたのですが、学校収納に変化させたので、バッグをつい床に置くように。エコバッグ使用率もあがったため、キッチン横に「引っ掛けるだけ」スペースを作りました。
それについてはこちらに詳細があります。
引っ掛けるだけなのでノンストレス!いつも帰ってきてすぐキッチン横にいくため、スムーズに片付けられています。
【リビング収納】
子どもが部屋から持ってきたおもちゃをはじめ、ルームスプレーやブランケット。リビングはこまかいものが散らかりがち。
こちらはフェルトボックスを複数使ってそちらに入れています。
リビングなら、さっと移動させられるバスケットやボックスがおすすめ。おもちゃならそのまま子ども部屋にしまえばいいですし、とりあえずボックスに布などをかぶせて隠してしまえば、急な来客にも対応できますからね。
我が家ではこのように、クローゼットに余裕をもたせておき、何かあったときはここにバサッとボックスごと隠せるようにしてあります。
もちろん、この場合も「クローゼットに入れっぱなし」はNG。毎日でなくていいので、余裕のあるときに見直してあげましょう。ときたま、クローゼットにしまったまま1年以上忘れっぱなしになってしまったモノが生まれることがありますが…
見えなくなって忘れてしまうものは、なくても生活できるもの
だと割り切って、適時処分してしまっています。
■「放り込むだけ」なら子どものお片付けもスムーズに
「隠す収納」や「別部屋にもっていく」はすっきりしていいですが、見えないだけに「忘れてしまう」ということが起こりがち。娘も指示すればきちんと片付けはできるものの、自発的に毎日ストレスなくやれるかというと、やっぱり難しい面があります。正直、私もチェックするのに疲れます…
その点、「放り込むだけ」なら見た目が分かりやすいため、子どもも実践しやすいようです。もっと分かりやすいようにするなら、ボックスの色を変えたり、しまうものの写真やイラストを添えたりするのもいいですよね。まずは簡単なところから、成功体験を積んでいければいいかなと。
まだまだ一人でなんでもやるのは難しいですが、少しずつステップアップできればいいなと思っています。
今回もお読みいただき、ありがとうございます<(_ _)>
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