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小さな暮らしは、お金から解放された暮らし。あなたはどう生きる?

小さな暮らしを10年以上やっていると、お金から解放されます。毎月の生活費も安くすむので、住宅ローンを抱えていても、早めに返し終わるでしょうし、教育費も老後の資金も貯まりやすくなります。小さな暮らしをしていると、「もっと貯金しなきゃ」「もっと稼がなきゃ」という状態から脱し、自然にお金から解放されます。

お金を稼ぐ必要がない暮らしは、ある意味、理想の暮らしかもしれません。けれど、お金から解放された暮らしは、自分の人生と真正面から向き合うことになります。

あなたは懸命にお金を稼ぐ必要はなくなりました。
「明日からどう暮らしますか?」

お金を稼がなきゃいけない毎日は、それに必死で、自分はどう生きていきたいのか、自分にとって仕事とはどういう存在なのか、と向き合う時間もないまま過ぎていきます。お金から解放されるということは、膨大に考えていい時間がやってきます。

実は、半年ほど、仕事に身が入らない時期がありました。自分が何のために働いているのか、わからなくなってしまったのです。働いてもいいし、働かなくてもいい。それは、恵まれた環境なのかもしれませんが、働くモチベーションが沸き上がってこない。自分では必死にもがいていました。

好きな仕事をやってきたつもりだったのに、お金から解放されたらやりたくないのかと。どうしたらいいのかわからなくて、あまり仕事を入れず、ゆっくりと過ごしてみました。お昼寝もずいぶんしました(笑)。

考え迷う膨大な時間を経て、なんか仕事したいな、という気持ちが少しずつふくらんでいきました。そんな気持ちで仕事で向き合い始めると、いつものの仕事がより楽しく感じました。

これまで以上に注意を払い、いいものをつくろうと思えました。やっぱり、この仕事は面白いと思えるようになりました。「なんだ、自分はお金のためにこの仕事をやってきたと思っていたけれど、そこから解放されて仕事に向き合ってみたら、こんなにも楽しくてただ面白がっていただけなんだ、とわかった」、そんなことを会社の同僚(役員)に伝えました。すると、「やっとわかったか」と言われたのです!

ずっと昔からお金から解放されていた、同僚の話

え~っ!? その同僚は、ずっとそういう気持ちで働いてきたとのこと。もちろん、二人で会社の売上げについて真剣に話し合ったことが何度もあり、状況的にお金から解放されているわけではないと思うのですが、気持ち的にはずっと解放されていたのかもしれません。それもずっと前から。確かにその同僚は、このギャランティの案件にそんなに時間かける?手間をかける?と思うことが何度もありました。なんかやりすぎでは?と思っていたのですが、その仕事ぶりにお客様が感動し、さらに新規の仕事が入ってくるといういい流れができていました。ただ、その同僚はもっと仕事をとりたいから頑張っていたのはなく、ただ楽しんでいただけなのだと、今はわかります。

今さらながら、私も同じ心境にやっといたりました。この気持ちをわかるまでが長かった。。(汗)

小さな暮らしはゴールではなく、理想の暮らしをみつける実験場

繰り返しになりますが、小さな暮らしは毎月の生活コストを下げ、あなたをお金から想定以上に早く、自由にしてくれます。けれど、それがゴールなのではなくて、お金から解放された後、あなたがどう生きたいか、どう楽しみたいか、を模索できる実験場のようなものだと思います。

そして、それは、まだまだお金に振り回されていたとしても、実現可能です。実際にうちの会社の同僚のような人もいます。もし、今、お金の心配がまったくなかったとして、あなたはどう生きたいのか? 考えてみてください。例えば、旅をしたい、ユーチューバーになりたいなら、小さな旅をしたり、スマホで動画を撮ってみたり・・・。実現可能なところから小さくやってみてはどうでしょう。

暮らしの大小、お金のあるなしに関わらず、人は思ったように生きていい。あなたの足かせになっていると思っているものは、実はあなた自身が大きく捉えすぎているだけかもしれません。

私は今、仕事を断らず、どんどん受けています。今日もこれからお客様のところへ行っていきます。いいものをつくる、それをただ面白がっているだけ。きっと私が求めていた暮らしは、たくさんの人に会いに行き、いいものをつくり、人に喜んでもらうこと。それは、お金とは関係のないことだったのです。

誰もが、本当に求めている暮らし、仕事、時間をみつけられる社会でありますように。切に願います。





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