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やることを決めるより、やらないことを決めるほうが大切。自分の大掃除

私には、大きな失敗とまぁまぁの成功体験がいくつかある。

どんな時に失敗したのかを自分で分析してみると、すごく単純なことが分かった。それは、たった一つ。やることが多い時に失敗して、やることが少ないときに成功するというものだった。

TODOリストはやらされてることリスト

2005年、突如TODOリストなるものが出来てそれが大流行した。もう20年程前の話だ。ウェブ検索のトレンドを見ていると、2005年から急上昇し、そこから紆余曲折を経て順調に数字が伸びて言っている。

TODOリスト トレンド検索

そこからだろうか。私たちは、何をするにしてもいつからかTODO(やる事リスト)を作ってそこに予定をドンドン詰め込んでいった。やりたい事リストではない、やることで頭の中がパンパンになっていった

何でもかんでも、やる事をリストアップして全てをこなそうとする。そして、全てをこなすための時間節約術、こんなのも大流行していった。朝起きて、ジョギングして、コーヒーでエネルギー注入、仕事して、昼からは会議して、30分の昼寝、そっからまたコーヒー入れて、夕方眠くなったらジムで無理やり交感神経を高めて、夜11時ぐらいまで働く。

もはや出来るビジネスマンはアスリートのような生活を送っている。私はビジネスマンではないけど、似たようなことをした時期もあった。でも、その時を振り返ると自分から働いていたんじゃなくて、働かされていただけだと思う。

やらないことリストを作る方が大切

私は何も考えずにリストを消化するマシーンになっていた。だから、私は年末に自分のやっていることすべてを書き出してみた。そうすると20個も継続してやっていることがあった。

それを見た瞬間、「あぁだから時間もないし疲れるんだ」とストンと腑に落ちた。そこから、1年で継続してやることは7個までにしようということで一気に減らしていった。もう、それ以外はやらない。

はじめは、あれもこれも大切な気がしてた。例えば、結構頑張ってるし続けたらいいことが起きるかもしれないからなぁとか、これは期待されてる仕事だしとか、この趣味は面白いから続けたいとか、いろんなことを考えた。

でも、えいっと7個まで減らしたら、その次の年からすごく仕事も人生も豊かになった。考えれば当たり前だ。1日24時間。睡眠食事時間をぬいたら13時間ぐらいしか自由な時間はない。仕事で8時間取られたら自由時間はたった5時間。

5時間で何ができる?そこに重要じゃない刹那的な楽しみとか、次につながらない仕事の延長とか、そんなものを入れると本当にやりたい事なんて絶対できない。

だから、やらないことを決めていく方が自然と自分のやりたい事に集中できるようになる。時には、辞めるという選択はすごく怖いときがある。でも、ダラダラ続けていくと、自分の時間と言うリソースをいっぱいつぎ込めないからすべてが中途半端になる。

だから、怖くても続けていたことを辞める勇気っていうのも大切だ。年末だし、今年何やってきたのかを大掃除のように自分のこともキレイにしてあげよう。

やることがいっぱい溜まってるとか、やることで追われている状態はゴミが散らかりまくっている部屋と同じ。ごみの元を断って、適切に処理していこう。私は次のようなリストを左から順番に大切にしている。

やりたいことリスト》やらないことリスト》やることリスト

まずは、やりたい事が最優先。その次にやらないことを慎重に決めていく。何をするにも自分の持っている時間やお金、労働、何かとトレードしないと手に入らない。だから、そこに出来るだけリソースをつぎ込めるようにやらないことを選んでいく。

そして、やることリスト、これは最小限にして毎日すぐ出来ることしか入れない。なんなら投げ捨ててもいい。でも、どうしてもやらないといけないことは結構あったりする。それは、やらないといけないことが分かった時点でその日に解決するか、先にやる日にちを決めてしまう。それで、出来るだけ1日で解決しよう。

そうすれば自分の時間がすごく増えて人生が豊かになっていくはず。年末忙しい人ほどやってみてね。

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