ショックな事が起きると散財したくなる。気持ちに振り回されないお金の使い方。
すごくショックな事が起きた。
大切にしていたウクレレを間違って机から落としてガツーンとウクレレの角が床に当たって傷がついてしまった。めちゃくちゃ悲しい。12万円もしたものだし、もうずっと使っていくつもりだったのに…
悲しみのなか朝の準備をしていると、私は無意識にウクレレショップのHPを見たり、メルカリを眺めていた。そして、何を思ったのかチタンのスノーピークのカップを買おうとしてしまった。
なんなら、購入のボタン押す寸前まできていたけど、ある事を思い出して踏みとどまることができた。今日は、気持ちに振り回せれて無駄な買い物をしないテクニックを紹介したいと思う。
無意識に求めてしまう代償行為
本当にウクレレを大切にしていたから少し傷ついただけで、もう全て台無しになってしまった気がした。でも、冷静に考えたら別に使い続けるのに支障はない。ただ美しいボディーが痛んでしまっただけだ。
でも、愛着があればあるほど冷静に判断できず自分も同じように落ち込んでしまう。そんな時、私たちはすごいストレスを受けている状態になっている。
そういう時に人は代償行為に走ってしまう。つまり、人間の防御反応で心の傷を何かで埋めようとするのだ。例えば、別の物を衝動買いしたり、お酒を飲んだり、何か自分を紛らわせる行動をとる。
私は傷ついたウクレレとチタンのマグカップに何も関連が無いのに、ショックのあまりにメルカリでマグカップを買おうとした。これがまさに別の何かを買うことで心の傷を埋めようと、無意識にした行為だ。
普通ショックであればあるほど、代償行動に抗うことは難しい。だって、心の防御反応だからだ。でも、人は生きている限り、ショックな事なんかいくらでも起きる。
だから、気持ちに振り回されて無駄遣いしないように、日々備えておかなくてはいけない。
ネット通販はクレジットカードの登録を消す
私がメルカリで寸前の所で思いとどまれた理由は二つある。
一つ目はクレジットカードをメルカリに登録していないところだ。もし、カードを登録していたら文字通りワンクリックで無意識にでも買い物ができてしまう。
私はネット通販を利用する時はクレジットカードで払った場合は毎回その登録情報を削除するようにしている。すると、買い物をするときにクレジットカード番号を入力するという少しの手間の間に冷静になることができる。
二つ目はメルカリを使うときはコンビニ支払いをするという自分ルールを決めている。メルカリは安くて、他の人が買ってしまったらどうしようとか思うから、消費意識がすごく働きやすい。人間だれしも、損をしたくないから定価よりすごく安いと思ったらいらなくても買ってしまうときがある。
これはメルカリというプラットフォーム自体が私たちにより消費を促すように出来ているから仕方ない。だから、それに抗うためにもう一つ自分の中に手間を増やす。それがコンビニ払いだ。
コンビニ払いは数百円の手数料+コンビニに行く手間がかかる。この二つを合わせてもまだ欲しいものであれば、きっと本当に欲しいものだと思う。この手間によって、本当に自分が欲しいものか、衝動的なものかをフィルターしてあげるのだ。無駄遣いするよりも、手数料を払う方が何倍もお得だから、あえて非合理的な行動をとっている。
1回の取引だけ見たら手数料を払うのは合理的じゃないけど、家計全体を考えたら、1度の無駄遣いは数10回分の手数料だから、手数料を払った方がお得になる。
ウィッシュリストに載っているかどうかで消費するか決める
もし、死ぬまでにやりたい100みたいなウィッシュリストを作っていなかったら、ぜひ作ってみよう。100個埋まらなくてもいいし、現実味がない夢でも、パフェを食べるとか何でもいい。やりたい事をとにかくリストに入れていこう。
リストが出来たら携帯のメモとか他人に見られなくて自分はすぐ見えるような場所に保存しておく。それを一つの人生の行動指針にしていく。もし衝動買いしようとしたときに、一度ウィッシュリストを見てみる。
今から買うものがリストの夢に関連しているものならGOサインをだせばいいし、もしも何も関係していないなら考え直した方がいい。だって、自分のやりたいことはリストアップしているのに、それに関連していないなら衝動的な感情から行動を起こそうとしている証拠だ。
少し止まって、どうしても欲しいなら一度ウィッシュリストにそれを入れてから買っても遅くはない。誘惑を一度ストップして、まだ欲しいなら買えばいいし、待った分喜びも増幅する。
クリスマスプレゼントも、待っているソワソワ感とかワクワク感があるからずっと心に残る。あえて自分を焦らして楽しみを増やしてあげるのもいいのかもしれない。