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料理研究家の枝元なほみさんからメッセージ

料理研究家の枝元なほみさんからメッセージをいただきました。

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<くらしともしもの研究所>
うん!いい名前ですね。研究所と名のつくものの中で、なんとも一番親しみがわくし、研究してみたくなる名前です!真っ先に研究所員になりたくなりました。

くらしともしも、すごく身近なのにすごく大事な二つの言葉。
暮らしに根を張って生きていきたいって常々思っています。
そして、もしも。
私ね、1年半前にコロナによって持病を悪化させて、
今ジタバタと闘病中です。
それこそ<もしも>の後の状態を今現実に暮らしているところです。よもや自分の身にこの<もしも>がやってくるとは思いませんでした。
だからちょっと切実にもしもの後の暮らしや、
<くらしともしも>の関係を考えるようになりました。

もしもの時には、なるべく上手に元の暮らしへ着陸したい。
それでも、<もしも>。
まず思い浮かべてしまうのは、地震をはじめとする自然災害のこと。私たち人間の力ではどうにもならない出来事と、
引き起こされたその状況に翻弄された震災の記憶。
どこかで思い出したくない、考えたくない気持ちが動いてしまうようで。
でもだからこそ普段の暮らしの中に上手にもしもを組み入れておきたい。暮らしを、生きることを慈しむ気持ちの中に、芯の強い<もしも>を置いておかなくちゃ。
ひまわりの花が嵐の後に太陽の方に向かって頭を上げるときのように、もしもの後にいとおしい暮らしへ戻れる力を持っていたい。

これが、病気の<もしも>とともに今を暮らしている、くらしともしもの研究所、研究員のわたしの今の想いです。
ゆっくりでも自分で自分の面倒を見たい、それをリハビリにしたいと思っているところです。

少しづつ、わたしの暮らしの今を紹介させてくださいね。

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これからみなさんといっしょに、料理研究家の枝元なほみさんも食の研究をしていきます。お楽しみに。

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