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とさ自由学校に通わせた経緯①

カウンセラーのまいです。
4年前から子ども達をとさ自由学校に通わせています。

はじめに

私立の小学校で、自然体験を中心とした
学校であるとさ自由学校。

自分にとってはかなり高い学費を払っており
請求書がくるたびに
“うわーきついなあ“
と思うこともしばしばあります。

正直いうと、
大学進学もしたいと言っていることもあり、
小学校でそんなに贅沢せずに
公立小学校にして、今貯蓄すべきなのでは・・・。
と時々思うこともあります。

とはいえ、子どもたちと相談し
自分も親として覚悟を決めたのでは
そういったモヤモヤはありつつ
ついに、今年は上の子どもが卒業することになりました。



1.コロナ禍での学校ライフのこと


コロナが始まった2020年
上の子どもは小学2年生でした。

コロナ禍での学校での規制はかなり強いもののように
私は感じました。

子どもたちは、
・学校でできる限りペア活動などで話し合わないようにする。
・学校行事などは中止にする。
・マスクを徹底する。
・給食の時は黙食をする。

これは子どもたちは大変なんじゃないかな。
としみじみ感じました。

できれば、子どもたちは思いっきり
外で体を動かして遊ばせてあげたい。

マスクや黙食や
しゃべらない、など
とやかくあまり言われずに
遊べるのであれば、

とさ自由学校は良いのではないかと考え始めました。

2. 引越しと転校

2020年のちょうどその頃、
ステイホームになると、
今の家で不満だったところが、
いよいよと気になるようになりました。

網戸に欠陥があり、家の中にGがよく出たこと。
近くにスーパーと公園があったせいか、
非常に大きなGが家の外にもよくいました。

目の前に店舗があり、
お客さんがうちの前にアイドリングしたまま車を止めること
普段は出かけたりしていたのでいやだなと思いつつ、
そこまで気にならなかったのですが、

家にいるようになると、
店が空いている時間はほぼ
うちの前に車が止まり、エンジン音が聞こえるのが
気になって仕方ありませんでした。

隣接しているマンションがあったのですが、
ベランダでタバコを吸う人がいて、
その煙が換気扇を通じて
ほとんどうちの中に入ってきてしまうようになったこと

とまあ、その時住んでいた家に対して
これは困る!ということが増えてきまして
引っ越しを決意し、子どもは転校することになります。

転校するのであれば、
ついでにとさ自由学校に入学すれば良いのではないか
と考えて、
入学することにしました。

3.子どもの反対

正直言って、子どもは小学2年生まで通っていた
小学校にたくさん友達もいたので、
転校を嫌がってはいました。

とはいえ、2年生の最後までは私が送迎するということで
長男にお願いしました。
でも、時々、泣いていました。

そのことについては
本当に申し訳ないなと思うばかりです。

以前に私は、30代で
徳島県の大学院に通っていたのですが

その時も長男は保育園で一緒だった友達と一緒の
小学校にいけなかったことについて
長男はやはり悲しんでいました。

4.とさ自由学校での大きな体験

とさ自由学校でよかったなと思うことは
川遊びや釣り、
キャンプ、スキー、登山、
焚き火といったことを
学校で体験させてもらえたことです。

これは、越境というべきなのか
自然体験というのかは分かりません。

子どもたちが、
いろんな世界を見て体験できていることは、

今の自分のポジションで何かあっても
心の中にそういった風景が広がっていると思えると
すごく心強いです。

また川に行くと、
本当に水を得た魚のように、真っ黒な顔で
目をキラキラさせて、歯がキラキラして
みんなで飛び込んでいるのを見ると嬉しくなります。

元気いっぱい遊べる、
そして思いっきり身体を使いこなしている

これは私が思う、
信頼できる子どもの姿ですね。

忘れちゃいけないとさ自由学校のご飯は最高!だけど
これはまた今度にかきたい。

5.体験を自分で提供できない

正直、他のご家庭に、
「それくらい自分で連れて行けるやん」
「高知やったら自分でできるし」
と言われたこともあります。

まあできる家庭ならそれもできるかも。

私は、長男が小1までに、
土日で
子どもを自分だけで川やキャンプに
連れて行ったことは
ほぼ、なかったんですよね。

正直、スクールカウンセラーの仕事を
はじめたばかりの
土日は疲れ切っていて
寝てばかりだったり、
洗濯して終わったり、
研修に参加しなきゃいけなかったり
でした。

平日は
朝から仕事で、
帰ったら、もうご飯して寝るだけ、でしたし。

子どもは公園に任せっきりでしたね。

それでもよかったのかな、と思うこともあるんです。

ただ疑問に思っていたことはいくつかあります。
子どもが遊んでいる子の親を知らなくて、
どんなふうにコミュニケーションをとったら良いのか
難しかったですね。

あとは、お菓子やゲームの扱いについても
迷いどころでした。

お金を渡しておいて
お菓子やパンを好きに買って食べている
子どもたちも多く、
公園でお菓子をかなりの量を食べていた子どもたちも

公園や家でゲームを持ってくるのですが
何時間でもOK な子どもも。

私はある程度はお菓子やゲームについて
どれくらいの量をしているのか
知っておきたかったのですが、
実際は気づいたら子ども同士で約束していたり
して、知らないお家でお世話になっていたり。
(本当にみなさまお世話になりました。)

平日も、土日も
結局親として子どもに
あまり関与できていないことに
愕然としてました。

今思うと、これが
うちの子どもたちの体験格差かもしれませんね。

そこの所を、
わかっている家庭は
その時点でスポーツクラブに入れたり、
色々習い事をさせたり、
連れて行ったりしていたのかもしれません。

私はぼんやり昭和の感覚でいたので
公園に任せきりでした。

今の時代は少し違いますね。
公園でスマホやゲームが充実しているので
公園で遊ぶという体験がしづらい時代なのかもしれません。

まとめ

結局、自然スクールトエックの伊勢さんが言っていたことが
私はいつも心に残っています。

トエックに行こうが、公立の小学校に行こうか
どこに行っても子どもは大丈夫。

最後は親の覚悟なんよな

という内容のことを言っていたように思います。

親として
私も自分の覚悟を持って最後まで送り迎えができ、
学校行事にも参加し、
学費も払ったということで、
まあよしかな。








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