シニア・コースの「研究生」に進学!?
こんにちは。ゆっくりシニア生活アドバイザーの花です。
今年3月にシニア・コースの文学歴史学科を修了しました。3月1日に卒業
式が行われ、学長が出席するという正式な形のものでした。式の参加者のほ
とんどが70歳~80歳の方です。普段はキャンパスでラフな服装で過ごさ
れていますが、この日はしっかりと正式な服装をされている方が多かったで
す。当日、男性はスーツにネクタイ姿、女性は着物の方や真珠のアクセサ
リーを身に着けられた方が見受けられました。卒業証書は、一人ひとり名前
を呼びあげられ、壇上に上がり、学長から直接授与されました。ほどんどの
方が卒業式の経験は何十年ぶりと思われます。3年間で修了のはずがコロナ
禍で5年間かかりました。こうして健康で卒業式に参加できたのは、別の意
味でも感慨深いものでした。
シニア・コースを修了すると「研究生」として引き続き学び続けることがで
きます。「研究生」の在学期間は1年として毎年2科目以上の履修をするこ
とが必要です。残念ながら、入学式はありませんでしたが、同じように卒業
した多くの方が今年は「研究生」として登録されています。私も引き続き在
学します。今後は出席率等を気にせずに自分の希望する科目の講座を受講す
ることができるようになりました。
4月に入り新年度が始まると「2024年度 シニア・コース ハンドブック」
と「履修登録表」が配布されました。新しいハンドブックをもらうと何か学
生時代に戻ったような気分になります。友人で80歳代のAさんはこのシニ
ア・コースを選択した理由として、「自分は若い時に大学に行きたかったが、
家庭の事情でいけなかった。このコースは入学試験もなく、面接のみで入学
できる。大学の施設を利用して大学生活雰囲気を味わえるのは、素晴らしい
と思いトライした。無事卒業できたが、友達もいるので続けて履修したい」
と意気込みを語っておられました。
私は前年度に続き、N先生の「近代日本史の歩み」、H先生の「奈良・平安
の人物と政争」、M先生の「日本文学(3)」の3科目を少し欲張って履修
することにしました。この3名の先生は前年度も受講しており、継続して受
講したいと思っていました。N先生とH先生は日本史の専門家で、この2年
間で日本史を古代から中世まで一通り学ぶ、贅沢な日本史探訪をすることが
できました。M先生は日本近現代文学を専門にされていますが、ハンドブッ
クを拝見して、前半は舞台で上演された近代現代文学作品について講義、後
半は地元を描いた近代現代文学作品を解説されるとの講義概要を見て、興味
を持ちました。今年もシニア・コースの「研究生」として新たな気分でス
タートを切り、仲間との食事会や小旅行も楽しみにしています。
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