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暮らしの大学 シーズン2、 始業します。

こんにちは、暮らしの大学 事務室です。

この度、暮らしの大学は「シーズン2」としてパワーアップした学びの場をスタートし、「オンライン」にて始業することとなりました

と、そのご説明の前に。
お久しぶりの方も、はじめましての方もいらっしゃるかと思います。
ここで改めて、簡単に自己紹介をさせてください。

暮らしの大学は、 福岡市東区で1911年(明治44年)に開学した九州大学箱崎キャンパスが移転し、その場所が跡地になったことをきっかけに、2019年5月より活動をはじめました。

「大学跡地に、大学をつくる。知の跡地に学び、あたらしい智を共につくる。」というビジョンの元、大学という形をとった学びの場から「まちと暮らし」を考え、つくっていくプロジェクトです。

今のところ、本物の大学(学校法人)ではなく、有志による任意団体ですが、今後あらゆる運営の形を模索しながら育んでいきたいと思っています。

ここで、学長代行・斉藤 昌平よりご挨拶をさせていただきます。

「 いま『 暮らしの大学 』をはじめること 」
  
 百年の歴史ある九州大学箱崎キャンパス跡地と、創立当初からの建物が残る近代建築物利活用ゾーン。かつて多くの学生たちが集い学んだ空間と時間を受け継ぎ、次世代へと引き継ぎたい。そこにはどのような活動があったらいいかを考えたとき、やはり学びの場がふさわしい、と思いました。それが、暮らしの大学プロジェクトです。
ここでの「学び」は、義務教育のような座学による知識の習得が中心ではなく、大学や大学院での専門的な研究でもなく、日常のなかや暮らしの傍らにある、ちょっとした好奇心や気づきから始まります。気づきを促すテーマや投げかけをきっかけに、まちと暮らしを考えるテーマを幅広く感じることができる映画からの体験、プロフェッサーによる講義とその柔らかな解釈、参加者同士の対話、などなど、さまざまな形で学びを膨らませていきます。
これらの学びや関係づくりをともに経験していくことで、ひとりひとりの個性と感性をお互いに深く理解し、大切にすることができる。そうした関係を醸成することが、(箱崎に限らず)これからのまちづくり、コミュニティづくりにとって、主体的に自分たちのまちを捉えていく土台となる。その先に、学びや文化、対話や多様性を尊重でき、風通しよく暮らしやすいまちの姿が現れることを思い描いてます。
 COVID-19(新型コロナウイルス)の災禍によって露わになった不自由な環境は、今まさに、ご近所地域や人と人との支え合いの重要性を再認識させてくれるかのようです。会社にも学校にも行くことができない、レストランで食事も楽しめない日常の中、どんなまちで暮らし、子どもを育て、人と交流していきたいのか。更地になって次のまちづくりを待つ大学跡地と残された校舎、そんな他にはない「これから」の場所を起点に「暮らしの大学」をはじめます。


暮らしの大学は昨今の情勢を鑑みた上で、学び続けること、学び合うことの大切さを改めて感じています。また、そのことを発信する先で、まちと暮らしの明るい未来を想像し、創造していく環境をつくっていきたいと思っています。

では、暮らしの大学からどんな学びを生み出していくのか?
そのお話は次回に続きます。(明日23日更新予定です。おたのしみに!)

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暮らしの大学@福岡市の東のまち“ハコザキ”
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