さいこぱす
“サイコパスってどんな人?”
と、聞かれました。
私なりに解釈したサイコパスとは、
“ギブアンドテイクの感覚が理解できない”
つまり、
自分が誰かに何かを与えていること
自分が誰かから何かを与えられていること
に気づけない人のことだと思っています。
“与えよ、さらば与えられん”
というフレーズは、とある書籍を通して認知された考え方で、
私は、この言葉が平和的な感じがして、結構好きです。
何かを得たければ、まず自分から他者に与える必要がある。
“なんかいいじゃん”と思っていました。
でも、実はこの言葉を鵜呑みにして、
誰に対しても与え続けていると、罠にかかることがある。
そう、サイコパスにはこの考え方が通じないのです。
サイコパスに対して、与え続けても、何も返ってきません。
こっちだって何か見返りを求めて与えている訳ではないとはいえ、
自分が誰かに与えても、それを受け止めた側が、
”与えられた”という実感を抱いてもらわないと、話が進まないのです。
与えた側が疲弊するだけなんです。
与えた側が一方的に心を消費するだけなんです。
サイコパスは、ギブアンドテイクの感覚を獲得できなかった人なんです。
“与えよ”に躍起になって何年も与えているのに、
一向に“与えられん”が実現していない人は、
相手がサイコパスではないか?と考えてみてもよいのでは。
そういう人とは距離を置いて関わらない方がいいです。
幸いにも、サイコパスはこちらから距離を置かれることに対しても、
不快感や怒りの感情を抱きません。
だから、冒頭と逆の質問です。
“サイコパスじゃない人ってどんな人?”
そう聞かれたら、即答できます。
“恩着せがましい人”
です。
恩着せがましい人は、自分が与えたことを強烈にアピールしますが、
自分が与えられたことにも敏感で、しっかり受け止めてくれます。
サイコパスに与え続けるのを止めて、
恩着せがましい人に与えてみてください。
ちょっとだけ満たされた気持ちになると思います。