【living間】ご利用者様インタビュー 低引さん
こちらのnoteでは、living間のご利用者様をご紹介していきます!
インタビュー1人目は、開業前からご相談に乗っていただいている低引さんにお話を伺いました。
<まずはじめに、学生時代からの簡単な経歴や趣味などを中心に、自己紹介をお願いします!>
低引(ソコビキ)稔です。よろしくお願いします!
学生の頃は高校の理科の先生になりたいと思っていて、4年制の大学で物理の勉強をしていました。
しかし、「学んだ先にこんな働き方がある」「こんな生き方がある」ということを伝えられたらと考え直し、社会をよりよくするような仕事したいと「NPO法人フローレンス」に新卒で入りました。そこでは病児保育や待機児童をテーマに4年間働き、その後「認定NPO法人NPOカタリバ」で8年間働きました。
2018年に独立し、現在は個人事業主として大きく2つのことに取り組んでいます。
1つ目は、これまでのNPOでの経験を生かして、社会課題に取り組むNPOや企業の組織づくりを応援するコンサルティング事業です。
2つ目は再生可能エネルギーに取り組む事業者さんの社会貢献事業の担当をさせてもらっています。
これといってずっと続けている趣味は最近ないのですが、小学4年生の息子がいるため、一緒になって色々取り組んでいます。大きくなるにつれて、関心ごとが変化していくので、とても楽しいです。
最近は、ある有名なYoutuberの方が紹介した「新潟のコンビニでしか売っていない商品」を探すために、ゴールデンウィークに息子と新潟まで行ってきました(笑)
<新潟まで!とても楽しいゴールデンウィークですね。
現在は独立して大きく2つのことに取り組んでいるとのことでしたが、なぜ独立しようと思ったのですか?>
僕は「この課題を自分の力で解決したい!」と自分自身のテーマを持つよりも、思いを持って取り組んでいる人に惚れ込み、縁の下から支えていくことにやりがいを感じます。特に「社会性と事業性の両立が難しい分野へのチャレンジ」を応援したいと考えていて、事業そのものや、事業に参加するひとり一人のライフステージやキャリアに関する悩み、課題に寄り添ってクリアしていく仕事がしたいと考えるようになりました。自分が持っている「メンバーをサポートする能力」は、1つの組織に対してというよりも、様々な組織に関われたほうがより貢献できるのではないかと思ったからです。
僕自身もいろいろな事業を学ばせてもらえるのは楽しいですし、フリーランスとしての立場のほうがいろいろとやりやすいのではないかと思い、独立することにしました。
再生可能エネルギーの会社の社会貢献事業では、いろいろな地域の地権者さん、行政の方など、地域のリーダーを担うような方と仕事をする機会が多いため、自分が培ったNPOでの経験は活かすことはできないと覚悟して飛び込みました。しかし、「自分はこのアプローチで地域をよくしたい」という思いを持って働いている方と多くご一緒するため、NPOで一緒に働いてきた方々と共通するものを感じており、今では区別なく仕事に取り組めている感覚があります。
<どちらの仕事も、思いを持って取り組んでいる方のサポートをされているんですね。
低引さんがこれから先、新しくチャレンジしていきたいことはありますか?>
まず、今取り組んでいる仕事の内容や働き方に満足しているので、これからも続けていきたいと思っています。
これまでは非営利目的のNPOでの経験が長かったので、経済的な成長そのものはメインテーマではありませんでしたが、「地域がよくなる」「社会がよくなる」ために稼ぐ力を基盤に持つことの重要性をより感じるようになりました。僕自身は株式会社での経験が浅いので、事業性と社会性の両立を実現するための多様なアプローチを学び、より多くの方をサポートができるようになりたいと考えています。
<事業性と社会性の両立、難しいですが大事な視点ですね。
それでは次に、Kurashiba living間のメンバーになった経緯を教えてください!>
Kurashiba living間の取り組みは、構想段階よりオーナーさんに話を聞いていて、素敵だなと思っていました。
カフェを基軸にしたコミュニティは色々な場所にあると思いますが、Kurashiba living間は「仕事だけをする場でもなく、そこをよりどころにするわけでもなく、対等な立場で対話をしながら過ごせる場」というコンセプトを建設前から感じていて、そこに一番共感していました。
また、立ち上げているメンバーが知り合いだったこともあり、そのメンバーが立ち上げるなら絶対良い場になる!という期待感もありました。
実際にプレオープンなどに参加させてもらって、自分の中で2つの魅力を感じました。
まず1つ目は今お話したような立ち上げ前から期待をしていたコミュニティが実際に形になっていたところです。
そして2つ目は、完成した空間の居心地がよく、過ごしやすい空間だったことでした。これは、継続して活用させてもらうきっかけにもなりました。
たとえば置いてある本の数が多すぎると意識がもっていかれてしまうけれど、「これはなんだろう」と気になったり、インスピレーションをもらえるのにちょうどよい情報量なのがいいなと思います。
置いてある家具や植木、かかっている音楽など、そういったものの適度な情報量が心地よいです。
<「ちょうどよい」情報量は、わたしたちも大事にしているところなので、気がついてくれて嬉しいです。
低引さんは現在、Kurashibaをどのように使っていますか?>
今は、月4日利用ができるフリープランの契約をしています。
僕の中では、週に1回〜2週に1回くらいのペースで行きたいなと思っていたので、ちょうど良いです。
普段は、自宅で企画書作成や事務的な作業、オンラインミーティングをするような仕事の仕方がメインです。
これまでも、いくつかシェアオフィスやコワーキングスペースを利用しましたが、「仕事をするだけの集中できる空間」であれば、コロナ禍をきっかけに空間を整えた自宅よりも良い環境はなかなかないと感じました。
Kurashibaのような空間は、「余白」を作ることができると思っています。
ずっと企画書づくりやオンラインミーティングばかりだとどうしても根詰まってしまうので、「なかなかアイデアが広がらないなあ」というときに行かせてもらっています。
もちろん、Kurashibaでも作業やオンラインミーティングは行いますが、ゆったり仕事を行う時間と、自分自身の内面と向き合う時間と、バランスよく取ることができています。何度か時間を過ごさせてもらう中で、思い立った時ではなく、定期的にKurashibaでの時間を作ったほうが全体的に生産性が上がりそうだと感じたので、月4回のフリープランを契約しました。
<仕事やゆったりする時間など、バランスよく使っていただけているようでありがたいです。
実際に利用してみて、フリープランの使い勝手はいかがですか?>
フリープランは、使いやすいですね。
これまでは、30分単位で予約をしていたので、「何時から何時まで使おう」「他の方に迷惑がかからない使い方をしなきゃ」と頭の片隅で考えながら過ごしていました。作業や打ち合わせをしているとどうしても少し伸びてしまうことがあって、予約時間を超えてしまうのではないか、と不安に思ってしまうこともありました。
フリープランだと1日をある程度自由に使えるので、余裕を持って使える感覚があります。
<最後に、これから先Kurashibaへ期待していることはありますか?>
これから利用者の方が増えていったときに空間や時間の使い方は変わってくるだろうと思うので、それでも変わらずに「余白」の時間が持てることを期待しています。
また、Kurashibaで会えるスタッフも多様なので、皆さんと話しているだけで新しい刺激になりますね。
様々な企業さんが入っているようなコワーキングスペースに行くと、会う人会う人「もしかしたら仕事でつながるかもしれない」と思って、一段ギアをあげてコミュニケーションをとらなくては!となってしまいます。
Kurashibaはそういう場所ではなく、もっと自然に「普段横で過ごしている方は、実はこういう人だったのか」を知っていける楽しさを期待しています。会えば必ずつながる、というよりも、適切な場面で自然な流れで出会えるような「偶然」をデザインしてもらえたら嬉しいです。
<コンシェアージュの腕の見せ所ですね(笑)
素敵なお話をお聞かせいただきありがとうございました!
是非引き続き、余白の時間を大切に、バランスよく使っていただけたら嬉しいです>
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