土と木のクラフトユニット「ドモク堂」さんの作品、ぜひ直接ご覧くださいね。
おはようございます。
10月19日(木)から開催の、うつわイベント。
今回、初めてご紹介する作り手さんや窯元がいくつかあるのですが、その中の1つが、「ドモク堂」さんです。
「ドモク堂」さんは、ふた組の手仕事作家によるクラフトユニット。
鳥取県湯梨浜町で活動をされる、木工作家の朝倉さんと、栃木県の益子で作陶をされている「陶房かとう」加藤芳夫・加藤みえこご夫妻との、3人からなる「土」と「木」のユニットで「ドモク堂」というお名前なのです。
今年の5月に、木工作家の朝倉さんの工房にお邪魔して作品を見せていただき、お話もうかがって、ご自宅の中にある展示スペースにもお邪魔し、たくさんの作品を見せていただきました。
朝倉さんは湯梨浜町のご出身。2010年くらいからものづくりを始められ、震災を機にご自身のライフスタイルを見直し、いつか地元に……という思いもあったことから、当時暮らしておられた関東から地元・湯梨浜町へ戻ってこられました。
その後、2014年から本格的な製作活動をスタート。国内産の木材を材料として、自然の塗料を用い、食卓に寄り添う道具を作っていらっしゃいます。
幅広いものづくりをされている朝倉さんですが、今回はスタッフが一目ぼれしたバターケースを、イベントのために依頼させていただきました。
ドモク堂さんの定番かつ人気商品のひとつであるバターケース。このケースにバターを入れて冷蔵庫に入れておくと、自然の木の断熱効果でバターがほど良い固さで保たれます。
一枚の木を彫って制作されているそうで、時間と手間がかかる一品。実物を見ると、それがよく分かります。
お忙しい中無理を言って、イベントのために作って頂きました。
削りやすいバターナイフもついていますので、そのまま食卓に出すことができます。
木のバターケースは憧れ、という方もいらっしゃると思います。ぜひこの機会に、直接手にとってご覧くださいね。
そして、「ドモク堂」の「土」を担う加藤さんご夫妻は、朝倉さんの奥さまのご両親。
今回は、お父様が作られる粉引や錆釉薬のモノトーンの色合いの作品を中心に制作をお願いしました。
マグカップやカップ&ソーサ―は、シンプルな形でどんなおうちにもなじみそう。そして、お皿は渋い黒で、食材が映える質感です。
こんな風に、ただ果物や野菜を盛り付けただけでも存在感があります。でも決してでしゃばることはなく、あくまでも食材を引き立ててくれる、シンプルで潔い形とマットな色合いです。
こちらは、ベーグルのオープンサンドを乗せてみました。
シャインマスカットのきれいな色を生かせるのも、黒いお皿ならでは。
黒いお皿は1枚持っておくと、食卓が引き締まるので、おすすめです!
「ドモク堂」さんの作品を島根で見る機会はこれまでなかったと思いますので、ぜひ、直接手にとってご覧くださいね。
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