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2-3月開催 「近江八幡 暮らし観光 まち歩き vol.3」 レポート

2023年2月23日(金・祝)、3月3日(日)、3月10日(日)に、
第三弾の2回目、3回目、4回目(通算ですと4回目、5回目、6回目)となる「近江八幡 暮らし観光 まち歩き」を開催しました。

2月4日のまち歩きに引き続き、祭りがテーマです。
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近江八幡の旧市街を、路上観察/建物観察しながら、のんびり散策する「まち歩き」の第3弾を開催。

今回は、「祭り」がテーマ。
まち歩きをしながら、「左義長まつり」を知ろう、という企画です。

近江八幡の春は伝統ある二大祭りが行われ、3月にはそのうちのひとつ「左義長まつり」があります。
「とんど」「どんどん」などとも呼ばれ、一般的には1月に行われることが多いお祭りですが、
近江八幡では毎年3月半ばに行われ、今年の祭り本番は、3月16日(土)&17日(日)。
旧市街の13の町ごとに製作される「左義長」が、
2日掛けて旧市街を練り歩き、神社に奉納され、最後は奉火されます。
400年以上続く伝統あるお祭りで、「天下の奇祭」「湖国に春を呼ぶ祭り」ともいわれています。

お祭り当日も見応えがあるのですが、私が特に興味をひかれたのが左義長に飾られる「ダシ」。
その年の干支をモチーフに、すべて食べもので作られているのが特徴です。
1月に入ると、各町ごと、お仕事終わりに夜な夜な集まって、毎日コツコツと、3月の本番直前まで、とんでもなく根気のいる作業が続きます。

今年はご縁あって、いくつかの町の製作現場にお邪魔させてもらっていますが、
そこでお聞きするお話のどれもが、とても興味深く、
地元の方々の生活と共にあるお祭りであることを強く感じます。

今回のまち歩きでは、そんな製作現場を見学させていただきます。
vol.1&2同様、まち歩きの記念になるような企画や、参加者同士の交流の場ももうけます。

今回は、一見「観光らしい」テーマのまち歩きですが、
観光客のための見世物ではなく、「日常」のなかにある祭りだという側面を感じてもらえると嬉しいです。

近江八幡が初めての方も、訪れたことがある方も、近江八幡や近隣にお住まいの方も、
一緒にのんびりまち歩きをし、小さな発見や人との出会いを楽しみましょう。

また、今回はお祭り当日まで続く製作の過程を知ることが出来るように、
祭りがテーマのまち歩きを、2~3月に掛けて計4回開催しています。
毎度歩くルートを変え、地元の助っ人ガイドもお呼びし、製作の進み具合も追っていただけるかと思います。
1度だけでの参加ももちろんOKですが、何度か参加いただけると、お祭り当日がより深く楽しめるのではと考えています。

そして、ご興味ある方/ご都合付く方は、3月のお祭り当日もぜひ一緒に見学しましょう!
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私は、2022年に大阪市から移住し、
「暮らし観光」という言葉をテーマに、観光分野の地域おこし協力隊として活動しています。

「暮らし観光」とは、
これまで当たり前とされてきた、
名所旧跡や温泉を巡るような観光ではなく、
その地域独自の暮らし――地元の人に親しまれているお店や食べ物、
文化などを楽しむ観光、をあらわす言葉です。

旧市街には、たくさんの観光客の方が来られますが、
ごく一部のエリアのみを短時間でまわられるケースがほとんどです。
なんてことない路地での発見や出会いを楽しんでもらうために、
もっとまちをゆっくり歩いてもらうために、この暮らし観光まち歩きを始めました。

過去開催の様子はこちらです。


写真とともに、まち歩き当日の様子をご紹介します。






交流会やイベント後のアンケートでいただいた感想をご紹介します。

【イベントの内容について】
「3回目の参加で知らなかったまちの人、魅力をどんどんと知ることができとても嬉しいです。今回のまち歩きは参加した中で最もニッチな内容で、参加者の皆さんがどのように感じられたのか興味があります」
「ハプニング的に本町さんの制作現場へ行けたのも楽しかった」
「ダシ作りされているところを見られたらよかったのと、無理を承知でいわせてもらえるとダシ作りの体験ができたらなお良かったかな?」
「一緒に参加してる方のお話や近江八幡出身の詳しい方やお店の方など色々な方から終始話を聞くことができて楽しかったです」
「参加をしたことで、今回企画のお祭りにも町にも興味がもっと湧きました。またゆっくり観光に行きたいです。暮らし観光のイベントも楽しみです」

【イベントの満足度について】
「普段は絶対に入ることができないダシの制作現場を見せてもらえてとても良かったです。まつりの裏側を知り、本番を楽しみにするという仕組みがよくできています」
「普段見ることのできない左義長の制作現場を見られたのは勿論、その町内の方々と気軽に話すことが出来たのが良かった」
「ダシの作成風景を案内してもらえたところ」
「初めて訪れた近江八幡でしたが、一般の観光では絶対に見学できない場所に連れて行ってもらえて話を聞くことができて楽しかったです。貴重な体験だと思いました」
「ダシの作成現場を初めて訪れた。近くでダシを見れて、本当に食材なんだと実感できた。製作者の話を伺えたのも貴重な経験だった」

【(「今後も参加したい」と回答いただいた方へ)その理由について】
「左義長の制作具合が気になります」
「今回が楽しかったので」
「火祭りのその後を見てみたくなったから」
「企画の内容Instagramで毎回楽しみにしています。スタンプラリーも続けて参加したいです」

【イベント全体について】
「各回のテーマや参加する人によって楽しさの種類が変わるのが本当に面白いです。今回は、まち歩きで立ち止まったり、カメラを撮ったりという方が少なくてお話ししていたらあっという間に目的地というように感じました」
「とても楽しく参加しました。意外性やハプニングもあり、ワクワク感がプラスされて素敵なイベントでした」
「参加をしたことで、今回企画のお祭りにも町にも興味がもっと湧きました。またゆっくり観光に行きたいです。暮らし観光のイベントも楽しみです」

ご参加いただいた延べ15名の皆さま、
立ち寄らせていただいた「紫竹会」「仲屋町」「本町」の各左義長製作現場の皆さま、
2/23には特別ゲストとして加わってくださり、また日々色々な資料を提供くださった近江八幡市観光物産協会の田中さま、
参加者交流タイムの場所を提供くださった「ホームピクニックストアハウス」さま、「三松」さま、「食堂ヤポネシア」さま、
いつもサポートくださる近江八幡市役所観光政策課の皆さま、
心寄せてくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。

引き続き、暮らし観光のまち歩きを続けていきたいと思います。
それでは、ぜひまた近江八幡でお会いしましょう!


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