週末だけの東京帰省。島から東京に行って思うこと I 海士町#4
東京に帰省してから早1ヶ月。
帰省した時にiPhoneのメモに書き溜めた所感を放出します。
どば〜っと。
島を知った今、東京についてどう思うんだろう。
どんなところが違うんだろう。
時系列に、項目ごとに、並べていく。
海士町〜松江駅(夜行バスに乗るまで)
無事乗船、そして本土着陸
久々に東京帰ってどんな気持ちになるかなぁ。ビルの多さとか、人の多さとか、自然のこととか、電車に乗らなきゃいけないこととか。
本土に足が着いたってことが不思議な感覚。この先はどこまで行ってもだいぶ長く陸なんだなぁって。
PASMOで「ピッ」ってする文化
松江駅行きのバスに乗車。PASMOを「ピッ」ってしたら電車やバスに乗れることを、少し忘れていた。海士町でPASMOを使ったのは一回くらいだったような。
普段は現金が当たり前。商品と現金を交換して、現金が減っていくことでお金を使っていることを実感できる。顔が見える関係の中で物を買う感覚。これが当たり前になっていた。
コンビニを見つけた!
「島にはコンビニがない」
このフレーズは幾度となく聞いてきた。だからこそ、本土でコンビニを見ただけで、「わーコンビニだあ」という気分になっちゃう笑。
それにしても1つ1つのコンビニが大きい。これが至るところにあるからこそ、我慢できずに物を買ってしまうのは致し方ないよなあ。
海士町では、JA(農協)がコンビニやスーパーの機能も持っているから、全く不便だとは感じない。私は、海士町のJAや商店で十分。
七類港から松江駅に向かうバスの車窓より
海沿いに道路があって、そこを走る光景は海士町と変わらない。
海沿いの場合は海を埋め立てて道を作るから、隣家に許可をもらう必要も立ち退いてもらう必要もない。だから道が作りやすかったんだよ。という話をいつか聞いた。そういうことなんかな。
海沿いの道路の景色は、定期的に懐かしくなりそう。
お店の量がとにかく多い
店名が書かれた看板が、常に何かしら目に入る。
DAISO、ファミレス、スーパー、洋服屋。これがまとめて目に飛び込んでくる。密集している。
この環境下だと、買い物欲は高まるだろうし選択肢が多くて選ぶのが大変そう。
お寿司はいつでも特別感
くら寿司を発見!
毎日獲れたてのお刺身を食べているっていうのに、回転寿司に入りたくなるのはなぜだろうか。
境港出身のシェアメイトは、「自分が住んでいるところは、毎日新鮮なお魚を食べられる環境だけど、お寿司を食べるのはやっぱり特別」って言っていた。
どうしてお寿司は、こんなに人の心をくすぐるんだろうか。
今は18:31。太陽が沈む少し前。
オレンジに輝く大きな太陽が眩しくて美しい。
海士町・東地区の田んぼから、この太陽を見ている人がいるのかなと思いを馳せる。
同じ太陽を見ているなんて、なんというロマンチック。
松江駅の温度
いやあ、蒸してる度が全然違う。もわっとする空気を吸っている感じ。バスから降りてすぐだから、あたたかくて気持ちがいい。
夕方に道を歩いた。人が怖い
夕暮れ時〜夜にかけての松江駅。
それほど人が多い場所ではないと思うが、人が多く感じる。
島と比べたら、そりゃそうだ。
見ず知らずの人とすれ違うのがなんだか怖い。
後ろから誰か来ていると警戒してしまう。
海士町ですれ違う人は海士町の人だと分かるし、なんとなく知っている人が多い。どんなに夜遅く帰っても、人に何かされる怖さは全くない。犯罪の心配はしたことがない。それよりも、闇が追いかけてくる怖さが慣れない。(自分でも謎)
安心してのびのび元気に歩ける海士町は、最高だと改めて思った瞬間だった。
東京に到着!
高いビルがたくさん。太陽が眩しい。というのが第一印象。
やっぱり東京は好き 〜街行く人のエネルギーがクリーン〜
もちろん人はたくさんいる。
でも東京という街が好き。
私が東京や銀座を好きな理由は、こだわりの一張羅を羽織って、何か目的を持ってシャキシャキと動いている人に溢れていて、人々から出ているエネルギーがクリーンだからだと思う。
島から帰ってきても、この感覚は変わず今日も東京はいいなあと思った。
ただ、東京駅までの地下道路が複雑すぎる笑。20分以上歩いた。新宿や東京の複雑さは未だに慣れない。
束の間の都会ライフを大満喫 「散財」
やることをTODOリスト化して、ひたすらこなした。
いい買い物が沢山できた。財布、靴、洋服。
いつもは、色々悩んだ末、結局買わないというのがお決まりパターン。
でも今回は、今買わなかったらまた汚いままで過ごさなければならない、という追い込まれる気持ちのおかげで買い物が捗った。
すごく充実感。
言い方を変えれば、すごく散財!笑
1日に使った金額は過去最多だと思います…
東京は暑いというけれど
確かに、歩いているだけで汗だくになった。
でも実際の気温はそれほど変わらない気がした。
海士町では自転車ライフなので風を切って進める。
東京では歩かなければならない場所が多かった。
だから暑いんだと思う。というのが私なりの考察です。
やっぱり東京は好き 〜何気に自然も共存している〜
海士町に来て感じたのは、東京に対するイメージの偏り。
「ビルが立ち並ぶ都会」「自然はない」というイメージが強いことを、他の地域からやってきた島体験生と話していて感じる。
東京は確かに開発された場所も多いけれど、
だからこそ、突如として自然豊かな場所が現れる。
明治神宮や代々木公園はその代表格。
それ以外にも、都会の代表格である新宿や渋谷から、少し電車に乗るだけで川や湧水や森がある場所もある。私が東京の中でも自然が豊かな場所で生まれ育ったように。
やっぱり東京は好き 〜多くの人の知性と感性が集う場所〜
丸1日買い物ややるべきことに走り回って、
夜行バス乗り場に向かって東京駅を歩いた。
東京駅に来るといつも「うつくしいなあ」と感じる。
洗練された駅舎のデザインに、360度立ち並ぶ高層ビル群。
街灯や、窓から漏れ出るライトに彩られて、まるで夜景のよう。
たくさんの人の知恵が結集してできたこの地で、再び多くのものが生み出されていくんだと考えると感慨深い。
多くの人の知や感性が集った場所だと思う。
選択肢が多すぎて疲れてしまうけどね。
お土産選びは難しい
さて、お土産買いに行くぞ!選んだのは、
・ご褒美として食べると心の温度がちょっぴり上がる「MR.waffle」。
・大阪出身のシェアメイトが激推ししてた「東京バナナ」。私は今回が初めて。
・職場や近所の方々には「人形焼」と「ごま餅」。人形焼だけでは足りなくて、夜行バスの休憩(静岡)で、ごま餅を追加購入したというのは内緒。
おわりに
ほんとに、充実した旅だった。
家族や友達のおかげで良き旅になりました。
P.S.
島と本土の両方を経験したことがある人。
違いや発見、それぞれの好きなところなどあったら、ぜひコメントで教えてください〜