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ぽっかりした夜のこと。




今日は比較的あったかくて

春の匂いがして朝が楽しかったです。

お仕事をしていたお昼間は

ぽつぽつ雨が降ってきて

ちらほら傘をさしている人もいた。

空が明るいのと暗いのと半分こになっていて

なんだか不思議な色をしていて

わくわくしました。


すごくご機嫌だったけど、

お仕事でちょっとだけ大変になって

心がざわざわして

今日の夜はひとりでお酒を飲もうと決めました。

人は暮らしていれば

お仕事をしていれば

嬉しいこともたくさんあるけれど

悲しかったり苦しかったりすることもあって


人を傷つけるのは人であることが多くて

言葉が詰まって

体がカーッと熱くなって

世界が止まってしまうような感覚になります。

だけど

お花を見て綺麗だなと思ったり

珈琲を飲んで美味しいなと思ったり

世界を動かしてくれる

モノだったりコトがだくさんある。


なんだかいろいろと心が動いた一日の終わりに

ひとりで居心地のいいお部屋で

すきな音楽をかけて

お酒を飲んでいたら気がついたことがあります。

わたしはモノやコトに嬉しくなったり

もやもやを溶かしてもらうことが

多い人間だと思っていたけれど

お花は育ててくれる人がいて

お花屋さんで一緒にお花を選んでくれる人がいて

珈琲豆を焙煎してくれる人がいて

素敵な音楽を作ってくれる人がいて

いっぱいいっぱい人に救われていました。


気づけて良かった。

失敗もたくさんあるけれど

わたしも遠い何処かの人の

ぽっかりした夜を埋めたり

疲れてしまった心を溶かしたり

そんなことができる人になりたいな。


うまく言葉が伝わらない時も

どれだけ頑張っても混じり合えない人にだって

大切な人がいて

だから難しく考えなくても

世界はちゃんと回るんだな。


noteを書いていたら

ぽっかりは埋まりました。

ありがとう。



おやすみなさい。


2020.03.11

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