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そのまんまで喋るって難しいんです

ポッドキャストの配信を始めて4年目になる。

当初は、自身が作りに作り上げた『クラシ』という人物としてトークをする行為に悦を感じていた。

私生活に不満があったり、自己理解が浅かったり、ネガティブな色々があったから(色々ね、色々)、自分の番組の中では、存分に理想の自己実現を叶えたかったのではなかろうか。



私の中にはたくさんの私が内在していて、どれか一つが本質なのではなく、どれも自分なのだから、どの自分を出しても偽りではない。

ただ「良く思われたい」とか「憧れの人に成り変わった振る舞い」とか「思ってもいないことを言う」ムーブはやはり偽りで、それを続けていると辻褄が合わなくなる。

そういうのに疲れて(というか白けてしまって)、今は割とそのまんまになりつつある。

そのまんまで喋るって聞こえは簡単そうだけど案外難しい。
自分の未熟な部分と膝突き合わせながら内省してようやく辿り着く(自身の生育、苦手、失敗等々をあらためて見つめないと辿り着けない)。

自分の苦手や未熟と向き合うのは怖い。
ただそれをせずに「そのまんま」をやっても大体が嘘っぽくなる。自然体を演じているだけに見えてしまう。

悦を感じている時は気が付かないだろうが、そのうち、うっすら気が付き始める。そして周りの人もうっすら気が付く。

やめたほうがいい。

ちなみに僕の番組『クラシFM』、聴く人によっては「なんだかキャラ作ってるっぽいな」という印象を受けがち。

そうね〜、作ってるというか、カッコつけてるんだよね〜。カッコつけるのも作ってることになるのかな。
でも番組内で言ってることに偽りはないです。

さてと、ジャズ聴きながら入浴して、お香を炊きながら白湯飲んで、観葉植物にお水をあげたらベッドに行こうかな。枕元にリネンスプレーをシュッとひと吹きしたら、きっといい夢見れるはず。嗚呼、存分にカッコつけてるな!

じゃあまた。

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