『九州の民陶展』。阪急うめだ本店くらしのギャラリー
2015.09.02
こんばんは。
キューティパイ倶楽部での『出張くど』の余韻を楽しむも束の間。。。
昨日は本決算で棚卸しで休業させていただき、ご来店をご予定されていた
お客様にはご迷惑をおかけいたしました。
なんとか棚卸しも落ち着かせて、今日からまたまた大阪です。
恒例になりました『九州の民陶展』。
第1週目は、小石原焼窯元 太田哲三・圭窯と小代焼ふもと窯 井上尚之さんの
うつわを展開します。
まずは太田哲三・圭窯のコーナーから。
福岡県朝倉郡東峰村にある小石原焼は300年以上の歴史を持つ焼き物の産地。
刷毛目、飛び鉋、指描き、櫛描き、流し掛け、打ち掛けなどの技法に特徴があり、これらの技法は、大分県の小鹿田焼へと伝わり、バーナード・リーチも小石原を「用の美の極地である」と大きく賞賛しました。
太田哲三窯の長男の圭さんが窯に入り、親子二人三脚でうつわ作りに日々、励んでおられます。
尺皿や蓋つき壺などの大物や、湯のみやカップ、ぐい呑などもあります。
定番で人気の飯碗や取り皿、浅鉢やスープ皿などもありますよ!
愛煙者には嬉しい灰皿も!
陶器で出来たコースターも届いています。
次に、小代焼ふもと窯 井上尚之さんのコーナー。
400年の歴史がある小代焼は福岡県と熊本県の県境付近の荒尾市にあります。
古小代の持つ美しさに魅了され、井上泰秋氏が1968年にふもと窯を築窯しました。
長男の尚之さんは、小石原焼窯元太田哲三氏のもとで修行したのちに、父泰秋氏に師事。
今では、独自のうつわとしてスリップウェアなども多く手がけています。
ふもと窯のうつわは全て薪窯で焼成されます。もちろん素焼きです。
ふもと窯の登り窯は6袋あり、現存する窯では最大級。
今回もフル稼働したこと間違いなしです。
柄杓で釉薬を打ち掛けたり、流し掛けした様が特徴的な小代焼ですが、
今回は、ふもと窯のうつわよりも尚之さん自身のスリップウェア強めの送り込み。
角皿、楕円鉢、グラタン皿、ピッチャー、ポット、急須、湯のみ、マグなどなどなど。。。
ちょっとした個展分は届いてます。
いつものスペースでは収まりきらないので、急遽もう一什器も使い並び切りました。
マグもかなりの種類が届いてますよ。
2週間の会期で展開する『九州の民陶展』。
いつも、組み合わせで悩みます。
気がつけば今回は師弟対決になってました。
2軒合わせて約800点の品揃えです。
見応えは十分。
目移り間違いなしです!
ぜひ、ご来場いただき、お気に入りのうつわを探してみてくださいね。
皆様のお越しをお待ちしております。