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正解のわからないレシピ【ペリメニ】~ロシア料理~

はじめに言っておくが僕はこの料理を食べたことがない。でも得られる情報だけで作ってみて自分で食べてみる。だからこのレシピはなんの参考にもならない。

外出自粛中のみなさまいかがお過ごしでしょうか。時間を持て余している方もいらっしゃるんではないでしょうか。

僕はといえば最近アプリでロシア語を勉強しています。勉強と言っても今はまだ単語を覚えていっているだけですが。

ロシアの文字「キリル文字」はアルファベットと同じ形でも違う読み方をしたりアルファベットの逆だったりするものがいくつもあるので非常に難しいのですが、なんとなく読めるようになりました。

アプリがジャンル別で覚えさせるので、「ご機嫌いかがですか?」もわからないまま今はとにかくロシア語の食べ物の名前ばかりがインプットされています。この先ロシア語の「落花生」(арахис)使う機会あるかね!

というわけで今日はロシア料理の「ペリメニ」を作ってみたいと思います。

ロシアではファーストフード感覚、家庭料理など気軽に食べられるもののようです。「ペリメニ」って響きかわいいですね。

それでは謎のペリメニの材料と不確かな分量がこちら。

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牛挽肉(250g)……なんの肉が良いかは知らない。
小麦粉……強力粉と薄力粉の違いさえ僕は知らない。
卵……ニワトリの卵が良いと思います! 間違いなく!
玉ねぎ……ネギと間違えないよう注意!
にんにく……チューブで良いのかわからない。

さて今回牛挽肉にしたのは理由がある。

地元の焼き肉屋が突然牛挽肉1キロ650円で売りだしていた。

なんでも最近のコロナ騒ぎで客足が減って、ダメになってしまうよりはと売ることにしたのだそうだ。「なんとかできるんじゃないですか?」とご主人に聞くと、「いいのよ。めんどくさいから。いい肉だから使ってよ。」と俯きながら仰った。僕は少しでも地元のお店の役に立つのならと思って今回買うことにしたのだ。

……嘘だ。本当は、美味しそうで安かったから買った。嘘をついてしまった。申し訳ない。ご主人には頑張ってほしい。


さてペリメニだ。まずは皮を作る。

小麦粉に溶き卵半分弱とお水を入れる。

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それをいい感じになるまで混ぜる。

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ダメだ。水の入れすぎだ。粉を足そう。

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ダメだ粉っぽすぎる。水を足そう。

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ダメだ水っぽすぎる。粉を足そう。

という、右のもみあげを切りすぎてそれに合わせてひだりのもみあげを切ったらまた切りすぎるという「見習いの美容師」スタイルで予定よりもかなり多い分量の生地をなんとかいい感じにする。

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見よ、この雪見大福感。

生地は少し休ませます。30分くらい。

どうしてかは知りませんがそういうものでしょ?

記事は毎日続けるけれど、生地は休ませるものです。


その間に中身を作ります。

挽肉、たまねぎ、にんにく、塩コショウを混ぜます。

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そうしたら先ほど休ませた生地を厚さ2ミリくらいに伸ばし、

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適当な直径6,7センチの缶で、

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くりぬく!

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かわいい~。

生地かわいい~。

そうしたらこの生地に先ほどの具材を入れて包みます。入れすぎ注意。

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この形。半月状にしてその端っこと端っこをくっつけたこの帽子のような形こそがペリメニなんです! 多分。

かわいくなーい? ペリメニかわいくなーい?

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ヤバくなーい? 超かわいいんですけど!

それをコンソメと塩コショウで茹でます。コンソメではなくブイヨンと書いてありましたが知りません。

そのままでも美味しそうでしたが、やはり前回のフムス同様、僕は異国感が欲しかった。そこで今回はこれ。

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そう、どのご家庭にも一つはある、「ディルウィード」ですね。

また嘘をつきました。初めて見ました。もしかすると女子は普通に持っているのかもしれません。女子は侮れませんからね。

前回買ったクミンシードとともに、家の「一体今度いつ使うんだ」調味料の仲間入りですね。

さあ、このスープでペリメニを茹でます。

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茹だって来たら浮いてくるので浮いてから5,6分。

スープとともによそえば完成。

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これがペリメニだ! おそらく!

上に乗せたのはパクチーとディルウィードです。

食べてみます。


これは!


ただの餃子やん!


というオチで終わらせようと思ったんですが、餃子ではありませんでした。もっとこう、上品というか、洋風というか、やっぱり醤油を付けないとだいぶ違います。

そして今回も謎のハーブ、ディルウィードが効いています。もしかすると苦手な人もいそうなハーブですが僕は好きです。ほんの少しの辛みとさわやかで強めの香りがします。もう僕はハーブの虜です。

っていうか今回もすげーうまかった。

もしかして僕料理の才能あるんじゃないか?

大失敗をさせてくれ!

そんなかわいくておいしいロシア料理「ペリメニ」でした。

ぜひお試しあれ!



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