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杉原一司歌集&杉原一司メトード歌文集・刊行のお知らせvol.2(2020年4月29日時点/5月14日追記)

以前、お知らせした情報をvol.1とし(上記noteからご確認ください)、装幀・本文レイアウト担当として杉原一司歌集刊行会に関わっている私から現時点(2020年4月29日)で皆さまにお伝え出来る情報をvol.2とし、まとめさせていただきます。※5月14日追記あり。(更新箇所はタイトル横に「**」としています)


杉原一司歌集・杉原一司メトード歌文集の販売について**

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*販売情報(2020年5月14日更新)

・鳥取県内では、4/10より以下の書店で販売(予定も含む)しています。
 歌集:定有堂書店 / 汽水空港(営業再開後販売予定)/ 県内の各書店
 歌文集:定有堂書店 / 汽水空港(営業再開後販売予定)※こちらは2箇所のみ

うたとポルスカにて販売(東京 / 通販はこちら
古書いろどりにて販売(東京 / 通販はこちら
本のあるところ ajiroにて販売(福岡 / 通販はこちら
・刊行会からも通販による販売を行っています

・仙台、青森の書店でも取り扱い予定(2020年5月14日時点)

*購入希望者の皆さまへ

鳥取県内の方は、最寄りの書店でお買い求めいただき、その他の地域の皆さまにおかれましては、通販や最寄りの販売店でお買い求めください。
また、購入を急がれる方については、刊行会にお問い合わせください。(「本件のお問い合わせについて」からご連絡ください。)

*書店さまへ

店頭または通販にて取り扱っていただける書店さまを募集しております。詳しくは刊行会にお問い合わせください。(「本件のお問い合わせについて」からご連絡ください。)


杉原一司に関するイベント・展示について**

vol.1内でお知らせしたイベント・展示については、感染症流行の影響に伴い、全て中止となりました。追加情報は、また改めてお伝えいたします。

「杉原一司関係資料」展鳥取県立図書館2階特別資料展示室内で4/10〜6/10の日程で開催しています。『歌集』に使用した一司肉筆や前川・塚本との書簡など杉原家に眠っていた貴重な資料を観ることが出来ます。お近くにお立ち寄りの際は是非。(5/7から再開いたしました。/感染症拡大防止のため、本展のために鳥取へ往来するのはお控えください。)

http://www.library.pref.tottori.jp/exhibition/post-53.html

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展示の様子(4/10撮影)

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資料展のチラシ(5/14時点)


本件のお問い合わせについて

「杉原一司歌集」刊行会(代表:杉原ほさき):hosakix@x2.gmobb.jp

刊行会内で相談し、お問い合わせ先を上記に設定いたしました。(vol.1から内容を変更し代表者の連絡先を記載しています。)本件についてお聞きしたいことがある方は、こちらへお問い合わせいただきますよう、ご協力をお願いいたします。


装幀・本文レイアウト担当よりデザイン裏話〜その①〜

本来は、出版フォーラムイベント内にてお伝えしようと思っていましたが、イベントは中止となりましたので、小出しにデザイン裏話を綴っておきたいなと。その①は装幀をメインに。

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vol.1内でお知らせした情報から変更した部分としましては、『歌集』の装幀を『歌文集』の対になるように反転したデザインにしました。これは、今回刊行した『歌集』と『歌文集』が独立したものでなく、ペアとして見られるように意識して変更しています。
この本の著者となる一司は70年前に亡くなっており、本人が不在の中、その人の集大成となる『歌集』をデザインするということは、対話ベースで物事を進行していく私にとって難しく、この装幀のベースになる形が見えてきたのも『歌文集』の入稿1週間前というギリギリのタイミングでした。「23歳という彼の若さ、70年前という過去ではなく現代でも通用するような鋭さを伝えるためには、既存の装幀に拘らず、予算の中で出来ることをやってみたい。」そのような思いを抱き、両書の題字を担当していただいた住川さん(鳥取大学地域学部教授)や関係者の皆さんとの対話の中でこのような形に落とし込みました。(題字の雰囲気は住川さんにおまかせで、何個か上がってきたものから装幀に合う書を私が選ぶ、という流れ。私からは「『歌文集』はスタイリッシュな仕上がりだと嬉しいです!」ぐらいしかお願いしてません笑)
装幀の「線」を基調としたグラフィックは、一司が持つ繊細さと「夭折の歌人」という彼の儚さを表現しています。藍色の「線」は彼の知性を、「円」で表現した銀や灰色の「線」は塚本邦雄から「水銀」と呼ばれた彼の表現や感性を表せれたらと思い、使用しました。また、表紙・裏表紙は繋がりを意識しており、一司が生きていた世界と我々が生きている現代の世界を「円」で表現し、一司という存在を「輪」の集合体(23本の線で構成。一司が生きた年月を意識しました。)として見立て、「輪」が2つの世界繋いでいる、というような思いで配置しています。

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『歌集』は掲載歌を一挙に並べたブックカバーをつけました。
是非お気に入りの一首を見つけてみてください。


また、『歌集』と『歌文集』、装幀・本文共にそれぞれ紙質や印刷加工が異なったものに仕上げています。もちろん印刷業社の違いはあるのですが、以下のようなポイントを意識し、装幀・本文レイアウトをさせていただきました。

歌集:埋もれていた価値の蒐集
=発表した歌を一挙に並べ、鳥取大学地域学部の教授らによる解説と表現をもって一司研究の重要な資料とするための蒐集を意識。紙は過去から掘り起こしたかのようにザラッとしたものを。
歌文集:未来へ紡ぐための再構築
=『メトード』掲載内容をビジュアルデザインにて表現及び未来的な配色・ツルっとした紙質、現代の歌人達による解説も。

違いを楽しみながら、是非2冊共にお手元に取っていただけますと幸いです。


今後について**

出版記念フォーラムや関係資料展の開催に向け、刊行会も意気込んで活動していましたが、このご時世で中止や延期が相次ぎ、当面は活動を休止しています。(本記事の公開後に通販が開始されたこともあり、WEB上での反響や取り扱い依頼などがあり、会内で随時情報共有をし、にこやかにゆるりと活動をしています。)

また、地元・日本海新聞にて『歌集』及び『歌文集』に関しての告知が掲載されていますので、是非何かでご覧ください。(代表・杉原ほさき氏による『歌集』の記事は4/21掲載。私も『歌文集』に関して取材を受け、近日掲載される予定。その他、取り上げていただいておりますので、またvol.3などでまとめさせていただきます。)

他にも、うたとポルスカでの「若手歌人による杉原一司一首評企画」や+〇++〇(トット)にて本書に関して取り上げていただける予定など、WEBメディアで取り上げていただいてます。そちらの記事も是非ご覧ください。(本書を取り上げていただけるメディアさまは、「本件のお問い合わせについて」からご連絡ください。)

また改めて、こちらから発信出来る情報がまとまりましたらお伝えしたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。


いただいたサポートで本を買ったり、新しい体験をするための積み重ねにしていこうと思います。