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満月の化身の花器で再現したSARD UNDERGROUNDのミュージックビデオ「夢で逢いましょう」の世界〜その4

画像は、倉敷・羽島焼窯元の小河原常美さんによる花器です。

今はご高齢になられて引退されていますが、今から数十年前に、若き日の常美さんが手仕事で造形した作品です。

花器は、模様も絵もない、抽象的な美しさをたたえた造形芸術です。・・それは、満月の化身だったのでした。ある日、作品をながめていると、突然時空の割れ目が生じて、現世と隣り合った異界で、SARD underground 神野友亜さん作詞の楽曲「夢で逢いましょう*」のミュージックビデオ**の世界が立ち上がったのでした(その1は、こちら)。
(*作曲 神野友亜 作曲・編曲 小澤正澄)
(**Film Collection 2019-2024 Music & History SARD UNDERGROUND / 2024 GIZA studio)

その後、テディベア・ワールド(その2は、こちら)と陶猫ワールドを巡りました(その3は、こちら)。

旅から戻り、一息を着くと、またや時空が割れて、能登半島の方角から、楽曲「夢で逢いましょう」が流れてきました。割れ目から異界を覗いてみると、珠洲焼(すずやき)の招き猫達が歌っているではないですか!
珠洲焼は、平安時代後期の12世紀後半から、能登半島北端の珠洲市一帯で焼かれている伝統の焼き物です。鉄分が多い土によって、引き締まった黒い肌に焼成されます。

せっかくの機会なので現世と能登の珠洲焼ワールドとで、「夢で逢いましょう」の世界を比べてみましょう。

前奏:たたたたたたたた たたたたたたたた たたたたたたたた じゃらららん~.

現世の「夢で逢いましょう」のミュージックビデオの世界
能登の珠洲焼ワールドの「夢で逢いましょう」の世界


夢で 夢で 夢で逢いましょう  好きになったのはいつから?

現世
能登の珠洲焼ワールド


指の隙間から漏れるのは悲しみの月灯り

現世
能登の珠洲焼ワールド

異界へと導く不思議な花器を媒介にして、SARD UNDERGROUND 神野友亜さんの世界観を多重に楽しんでもらたら嬉しいです。(^_^)v
満月の化身に能登の復興を祈って・・・。

出演:陶猫;制作 ヤマイチアツコ
小河原常美さんについては、こちら

神野友亜とSARD UNDERGROUNDのマガジンは、こちら
よかったら見てね(^o^)。

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