巨木の死

平成30年(2018年)8月28日に発生し、9月4日に日本に上陸した台風21号は、暴風雨で甚大な被害をもたらしました。多くの地点で観測史上最大の風速を記録しました。強風のため関西空港の連絡橋にタンカーが衝突した映像を覚えている人も多いかと思います。

私の故郷の鎮守の森では、400年余り生きた神木の大杉が倒れました。400年生きてきて、幾世代もの人間を見送ってきた存在にも、死は突然訪れるのでした。

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本来なら、私は巨木の前を通り過ぎるだけの存在でした。年表に、○○年〜△△年までと、生存期間を直線と両端の矢印で記載された、歴史上の人物の様に。

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