
ニュースの隠語を考える
ニュース。
世界で起きている様々な事象を
日々様々な媒体を通して、我々に届けてくれます。
新しい知識と
世界のほとんどの事象に私たちができることは何もない、という無力感
を与えてくれます。
しかしながら
そんなことはどうでも良いのです。
このニュースという名前
余りにも下品すぎます。
漢字に直すと
『乳吸』です。
AVで見かけた時ですら
興奮よりも先に困惑出てくるプレイとはいえ
字面があまりにもひどすぎます。
これでは心置きなく
“ニュース”と口に出すこともできません。
隠語が必要です。
考えていきましょう。

①ガリレオ
ニュースとは真実を叫ぶものであるはずです。
でしたら
処刑されそうになりながらも
「それでも地球を回っている」と
呟いたとされる
彼の名前こそふさわしいように思えてきます。
ですがこの俗説自体
呟いたと“される”
というなんら具体的な根拠に基づかない記述ではあります。
その点が気にならないといえば
嘘になりますが
考えてみると
真実を叫ぶと言いながら
“フェイクニュース”などという単語を
作られてしまう隙があるニュースには
ピッタリのような気もします。
またもし皆が、『ガリレオ』という単語を用いるようになった際
主婦が
「今日は雨降るってガリレオで言ってたわよ!」
サラリーマンが
「お前、国会のあのガリレオ見た?」
どうでしょうか。
なんか賢くみえてきました。
もはや使用するだけで
我々の人格に賢さのエッセンスを振りかけてくれる
隠語であるといえるでしょう。

②KAWARABAN
時代を超えて
真実を伝えるもの同士の共演です。
これにはニュース側も
大先輩とのコラボレーションに
涙を隠せないでしょう。
後輩のために嫌な顔一つせず
名前を貸す姿に
全国民が感動を覚えて止みません。
しかも
『KAWARABAN』という
アルファベット表記です。
古来より受け継がれてきた
伝統的な『瓦版』という名前を捨てての
現代に再登場です。
古臭い習慣に囚われず、現代に即したやり方を選ぶ
非常に柔軟な思考がみてとれます。
またアルファベットにすることで
世界に飛び出していこうとする
野心も伺わせます。
柔軟な思考を持ちながらも
時折、野心をちらつかせるその様子は
乙女ゲームのヒーローに採用されてもおかしくありません。
唯一の懸念点はこれによって

旧ジャニーズグループの
『NEWS』が
『KAWARABAN』に改名を迫られてしまうことですが
それは必要な犠牲と諦めましょう。

③コンビニ花火セット
今の時代ニュースは真実を伝えるだけではいけません。
『ZIP』や『ラヴィット』、『スッキリ』のように
様々な企画で視聴者を楽しませることが求められます。
その“楽しさ”の部分を表現するためには
この隠語しか考えられないでしょう。
夏の時期にコンビニに行ったとします。
飲み物を買って店を出ようとした際に
この商品が目に止まります。
どうですか。
見ているだけでワクワクしてきますね。
『花火セット』という名前を冠することによって
“ニュース”番組を見る楽しさも増えていきそうです。
昨今
若者のテレビ離れが嘆かれる中
この隠語は
再びテレビの視聴者をお茶の間に呼び戻す
一縷の希望となることでしょう。
これで“ニュース”なんて
口に出すのも恥じらう単語を
使う必要も無くなりました。
“ニュース”もこれに
感謝してむせび泣いています。
ぜひ『ガリレオ』や『KAWARABAN』と
声をかけてあげて下さい。
以上です
画面の見過ぎには注意しましょう。
ありがとうございました。