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可愛いキララ、かあさんと仲良くしていますか……(=^・・^=)

 何年も前に亡くなった母ですが、母はおもしろい、子どものママ大人になったような人でした。

 母のことを私小説にして、自費出版したことがあります。

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 「かねさんのひだまり」というのですが、難病で自宅療養していた友人が母の話しをすると喜んでくれて、毎日でも聞きたいから本にして、出版費用は出してあげるから、というので母に言ったら「おお、書け書け、おら面しれえぞ」とノリノリで、小説教室の先生まで紹介してくれた。

「おれの小学校の同級生が売れてないけど小説家なんだよ。おめの、高校の先輩にあたるんだ。小説教室やってる、って、同窓会でそいてたぞ」といって同窓会名簿をくれた。そこには本名とペンネームが載っていたので、ネットで調べてカルチャーセンターに入会した。

 書き始めて一年半、一気に書いて、本にした。

 友人は、本を楽しみにしてくれて、無謀にもNHK nい朝ドラにしてください、といって送ったそうな。あえなく送り返されたそうだが。

 楽しそうに笑っていた。

 早く書いてよかった、翌年の年が明けるとすぐに亡くなったので、亡くなる前に出版できてよかった。出版祝賀会も開いてもらったので友人も母も妹も喜んでくれた。

 母は元気だったし、妹もまだ歩けたので市川の会場に来てくれた。友人も人工呼吸器を外して、スピーチエイドを装着して、ストレッチャーで来てくれた。

 そのあと相次いで、母も小説の先生も亡くなって、私は小説を書くのをやめてエッセイ教室に行くことにした。

 文章を書くことはやめたくなかった。だが自分一人では書き続ける自信がなかったのだ。

 その後妹が歩けなくなったり、猫が亡くなったり、悲しいことが続いたけど、書くことで癒されていたのだと思う。

 佐藤まどかさんが、Twitterにメッセージをくださったときにはびっくりした。

 季節風の事務局の方が、やる気があるならはいりませんか、といってくださって、怖いもの知らずで入会してしまった。

 ずぶの素人が初歩から勉強している。

 いつか誰かに読んでもらえる物語が書けるように頑張ろうと思う。

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