働く障害者には、ひとには言えないプライドが必要だと私は思う……☆☆☆
私は身体障害者ですが、介護保険のケアマネージャーをしていました。
私の障害は脳性麻痺で、、まっすぐ歩くのは苦手です。言語障害もあります。運転免許はありません。自転車にも乗れません。
それでも、ほかの人の足手まといになったことはないと自負しています。
電車とバスと徒歩で行けるところを担当させてくれた、事業所の同僚ケアマネの配慮もあって、妹を介護するために退職するまで7年半ケアマネとして働きました。
生活保護の利用者さんを担当した時に生活保護課に行ったら、受給者だと思われて、ケアマネです、といったら『しまった』という顔をされて、「いつもお世話になっております。」といわれて、障害者だからって、生活保護受給者だと決めつけないでください。
ちゃんと働いている人間だっているんです。と言えたような気がしました。
子どもの頃に普通の学校に通っていて、体育の時間や図工の時間にほかの人達について行くのが大変でしたが、その時に鍛えられていたのだと思います。
ケアマネ時代にひとと話すのが仕事だったので、会話はずいぶんスムーズにできるようになったと思います。
養護学校出身の障害者の人を見ていると、ひとに頼りすぎている人がたまにいて、それでは職場になじめないだろうなぁ、と感じたりします。
職場は学校の延長ではないのです。お給料をもらうからにはそれなりのプライドが必要だと私は思います。