川のほとり……☆☆☆
この道の横に小さな小川が流れています。
突き当りには養老川が流れています。
この川は戸田川と言います。
国道297号線が通っていて、水神橋という小さな橋が架かっています。
いつもは静かな農村です。
私はこの土地で生まれ40数年過ごしました。
中学3年生の時に洪水にあって、家が傾いて、住めなくなって建て替えました。
受験生なのに、秋に家を解体して、牛小屋だったところに壊した家の建材で仮設住宅にしました。
家族は敷地内で転々と残っているところで別々に半年過ごしました。
トイレもお風呂も台所も外にあって、冬は寒くて、受験勉強どころではありませんでした。
それでもどうにか志望校に合格しましたが、高校生活はちっとも楽しくありませんでした。
脳性麻痺の私は、英語教師に無視されました。
それでも登校拒否はしませんでした。
学校では普通にしていたと思いますが、全く覚えていません。
英語の時間に図書室でフランス革命のことを調べていたことだけは覚えています。
「ベルサイユのばら」だけが心の拠り所でした。
オスカルはいつまで経ってもあこがれの人です。