経営者が身につける哲学とは何か
サイボウズ社長の青野さんの話を聞いた。
青野さんとは以前からのお付き合いがあり、メディアでの対談も何度もさせて頂いたりもした。そこで話す青野さんの話には共感ばかりで、会社を経営していく上でのスタンスが似ているように感じる。
青野さんとはエンジニア出身という共通項もある。しかし、一般的なエンジニアリングというよりも、青野さんに感じるのは哲学だ。哲学があるから、数字に囚われず一貫した経営ができるのではないか。
本稿では、私なりの経営哲学と、経営における哲学の意味について考察する。
評価と報酬の分離、評価をやめる
サイボウズでは、評価と報酬を分離するために、社員の報酬は市場価値をもとに決めるという話をされた。ソニックガーデンでは、社員の報酬は一律かつ、賞与は山分けの形にしている。そうして評価もなくした。
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