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最後までよく頑張った!


7月10日水曜日、2年前にコーチとして野球を教えていた都立王子総合高校の初戦が江戸川球場で行われるため、球場まで応援しに行った。

3年生の代は自分がコーチに就任した年に一緒に入学してきた代だった。


自分がまだ高校生だった頃、自分らの代は「藤嶺史上最弱の代」と呼ばれていた。確かに、この力では、1つ上の代には遠く及ばない事は明らかだったが、だとしてもそう言われるのは悔しかった。

そして、王子総合の今の3年生の代も弱い、弱い、と散々言われてきた。彼らの1つ上の代は2年生の頃から大会に出ているメンバーも多く、結果としても数年ぶりに秋季大会の予選を突破し、本戦では王子総合で初めての勝利をあげた。

実力だけではなく、結果を見ても王子総合で1番強かった代と言われてもおかしくないと思う。

自分が高校生の時も、1つの上の代は上手い人がたくさんいたし、そもそも人数もたくさんいた。だから新チームになるまで自分はほぼ試合経験を積むことはできなかったし、同い年の中でも試合に出れる人たちは限られていた。

これはどこの高校にもある程度共通する問題だとは思うけれど、王子総合のこの代も下級生の時は、試合に出ることが少なかったように思う。

だから、余計に自分と重ねてしまったと思う。

彼らは確かに不器用だったけれど、素直で真面目で向上心が高く、みんなエネルギッシュだった。

そんな彼らとは、彼らが2年生に上がる前の1月に一度お別れをして、自分は北九州に行った。だから、その後のことは人づてに聞いた情報しかない。けれど、確かに着実に成長しているようだった。


夏の1回戦は、駒込高校でシートノックを見て勝つとしたら7対4くらいで、負けるとしても、それがそのまま逆になるような結果になるのかなと勝手に予想していた。そしてそれは大方合っていたと思う。

結果は5対8で初戦敗退となった。

こちらは13安打を打ったけれど、走塁死で大量得点には繋げられなかった。

この試合は運もあまりなかった。


この試合を見て、もう一度野球の基礎を見直すきっかけになった。


こちらはライナーゲッツーが2度もあった。これが攻撃面では非常にもったいなかった。

守備面ではあのプレーでアウトを一つとっていれば。というプレーが二つか三つあった。オールセーフになってしまう場面が。

そこでどちらも一個だけ取れていれば下手したら2点くらい減っていたかもしれない。そこは結果論だけども


だからやはり、ライナーバックとか、複数ランナーがいる時アウトは最低一つはとるとか、今回の試合ではなかったけれど一つのプレーで二つ目のエラーをしないとか、

そう言った聞けば当たり前のようなことを馬鹿にせずもう一度見直そうと思った。

ほんとに悔しい。ほんとに悔しい試合。自分がプレーしていないからこそあるもどかしさと悔しさがある。


それでもみんな頑張ってた。ここ数年で1番打ったんじゃないかってほどの13安打。あんなに細くて小さかった子たちが背も高くなって体格もがっちりして
強いスイングをどんどん仕掛けに行ってた。

足も速くなって、球も速くなって、打球も速くなってた。全てにおいてパワーがついたなという印象を受けた。

練習もトレーニングも一生懸命頑張ったんだなと思うとそれだけで感動した。試合に勝ってくれたらもちろんもっと良かったけれど、自分はその成長を見せてくれただけで感動した。


最後に。

まぁこれはどの代にも共通して毎度毎度言うことだけども、野球が好きなら、まだやりたいなら、自分がどこまで行けるのか見てみたいのなら、まだまだ野球を続けてほしい。


オススメはクラブ野球だけど、大学野球に挑戦してみてもいいかもしれないし、軟式野球や準硬式って選択肢もあるし、高校生や19、20歳ってのは君らが思ってるよりもだいぶ若いし今からじゃ遅いなんてことは絶対にないから

新しい世界に飛び込んで挑戦するのも素晴らしいと思うし、一度野球から離れてもそこから数年後にまたやりたくなったらやればいい

人生はルールの中だったら何してもオッケーだと思うから、こんな9ヶ月くらいしかコーチとして関わってないのに25歳から独立リーグに行くような自由な生き方もありだと思う。


どんな道でもどんな色でもいいから、数年後もしまた会った時にクソみたいなネタ話しを笑ってできるように、これからもこれまでみたいに、それ以上に、成長していきましょー


人生はまだまだ始まったばかりなので、これからも頑張ろう

ひとまず、お疲れ様でした!!!

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藤原 蔵太 / Kurata  Fujiwara
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