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【イベントレポート】稲田本店と考える「クラフト酒」の魅力

こんにちは。KURAND公式note編集部です。

KURANDでは、商品を製造してくださるさまざまなパートナー酒蔵とともに、新しいビジョンの浸透や深堀りをする場を「ビジョンドウィズ」と称し、毎月ディスカッションを交わしています。

第20回の「ビジョンドウィズ」にお越しいただいたのは、クラフト酒のオンライン酒屋「クランド」で販売する日本酒「米子スワン」や果実酒「白桃とレモングラス」などを造っていただいている稲田本店さん(鳥取県米子市)です。

今回は稲田本店より、営業担当の角田さんにお越しいただきました。KURAND(クランド)との商品開発についてや「クラフト酒」についての考えを伺いましたので、その一部始終をご紹介します。

もっとたくさんの方にお酒の魅力を伝えたい

稲田本店さんは、江戸時代より続く鳥取県米子市にある老舗酒蔵です。創業350年以上、地元山陰の地酒文化を守りながら酒造りを行っています。

「KURANDの『ひらけ!おさけ』というスローガンにとても共感しました」と角田さん。「お酒の可能性って無限大だと思うんです。まずはお酒を知ってもらって好きになってもらうことが大切だと思っています」と、KURANDの考え方に共感したポイントを話してくれました。

「若い方がお酒離れしているとよく言われていますが、だからこそそういった方にも手に取ってもらって「お酒って美味しいんだ」と思ってもらえるお酒を造っていきたいといつも考えています」と、お酒造りに対しての想いを語ってくれました。

日本酒の他にも、梅酒や果実酒など、幅広い商品開発を行ってきた稲田本店さん。リキュール系の商品開発を始めたきっかけについて聞いてみると、「私がKURANDの担当になったとき、まだ一緒に開発した商品は「米子スワン」だけでした。でももっといろいろな商品の取り組みをしたいと思い、社内のリキュール製造体制を構築するところから始めました」と話します。

「最初のうちはなかなか商品化へ至らず、四苦八苦していました。その後初めて商品化が決まったときは、かなり嬉しかったのを今でも覚えています」と、当時の想いを語ります。そこからは果物以外にもハーブ系やフローラル系の原料を使った商品開発まで広げていき、今ではたくさんの商品がクランドに並んでいるのがとても嬉しいです」と、KURANDとの商品開発についての想いも語ってくれました。

クラフト酒はいろいろな可能性がある

KURANDはオンライン酒屋「クランド」で販売する多種多様なお酒を表すために、「クラフト酒(しゅ)」という言葉をオリジナルで作りました。さまざまなパートナー酒蔵にもご意見を伺いながら、その認知の拡大に挑んでいます。稲田本店さんにも「クラフト酒」をどのように捉えているか尋ねてみました。

「大量生産じゃない手づくりのもの。という意味合いは他の方も仰っていると思いますが、私はそれに加えて”変化を楽しめるもの”だと思いました」と角田さん。「どこで買ってもいつ飲んでも同じ変わらない味というのが大量生産されているもののいい部分だと思います。ですがクラフト酒は手づくりだからこそ、原料1つにとってもその年ごとに出来に大きく差があり、それがお酒の味わいにダイレクトに影響します。毎年、毎回の味わいの差も含めて「クラフト酒」というふうに考えると、より楽しめるのではないかなと思います」と、クラフト酒の魅力を教えてくれました。

「変化を受け入れて、その面白さをみんなで共有し合えるようになったらいいなと思います」と、クラフト酒のこれからの形についても話してくれました。

「”クラフト”って聞くと、”手づくり”という印象を受けてワクワクします。なので、「クラフト酒」という言葉も「どんなお酒があるのかな?」とワクワクさせてくれる言葉だなと思いました」と、「クラフト酒」という言葉から感じた印象も話してくれました。

「クラフト酒って、すごくいろいろな可能性があるなって思うんです」と角田さん。「こうでないといけない。という定義が無くて、すごく自由にいろいろなことに挑戦できるので、全員には引っかからないかもしれませんが、でもその人その人にそれぞれぴったりなクラフト酒の選択肢がつくれるんじゃないかなと思います」と、クラフト酒の魅力を語ってくれました。

KURANDでは、個性豊かな新しいお酒を、酒蔵さんと一緒に日々開発しています。これからもたくさんのお客さまに、素敵なクラフト酒をお届けしていきたいと思わせてくれるお話でした。KURANDはこれからも常に新たなお酒との出会いを求めて、思わず見に来てしまうようなお店を目指していきます。

ディスカッションの後は、恒例の懇親会。稲田本店さん、ありがとうございました!

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