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介護に絡むものダサすぎる

機能性とデザイン性、両立できるはず

年を取ったら「かっこいい」とか「かわいい」とか言ってんじゃねえよって社会から言われているよう。
もちろん安全性が最優先なのはわかる。
だけど子供向けのものはそれなりにデザインされているものがたくさんあるのに。
手すり1つ付けるだけで一気に空間全部がダサくなる。
色さえ選べない。
とはいえ、デザインにこだわっているのはお年寄り本人の父じゃなくて私。
世のお年寄りの大半は「デザインなんてどうでもいい」のだろうか。
デザインの決定や購入の判断は若手世代が担うこともあると思う。
目に入るもの、手に触れるもので気分が良くなるって年齢関係ないと思うんだけどな。

最優先事項は父の生活のしやすさ

  • 間取りとしては「完全同居型」。(玄関もお風呂もキッチンも共用)

  • 「お父さん、6帖の部屋欲しい」by父

  • 父の生活スペースは車椅子が通れる横幅にしておいてほしい

  • 父の部屋からお手洗いとお風呂・洗面が近く、ダイニングやキッチンまで段差なく行けること

  • 父の部屋、お風呂と脱衣室を南または南西の暖かいとこにする

  • 手すりはいかにも介護用なダサいの絶対イヤby私

  • 父の部屋近くのお手洗いは、介助も見据えて広めにしておいてほしい

ちなみに父は79歳。
先月、一緒に京都に行った時は3日で4万歩歩く。
昨年、秋田に行った時、ハンドルを譲りたくない父がほぼ全部運転した。
(片道10時間、行きも帰りも福島あたりで泊まりを挟む)
おかげで、夫はお酒飲める。
ありがたし。

若い頃から天然ボケ。
忘れたフリも時々使うし、加齢によるボケか見定めは難しいけど今のところ認知症っぽくはない。

始まってもいない介護を想定するのは難しい。
所詮想像でしかない。
以前、父が痛風で足を痛めた時、ありとあらゆるものに体重をかけてしがみついて家の中を移動していて。
痛みがあるゆえ加減ができないので、テーブルの端っこやワゴンに体重かけてそれごと一緒にひっくり返りそうになったり、ドアノブ取れそうってヒヤヒヤしたり。
あ、こういう所に支えが欲しいんだなとか観察したけど、それは今の家での話。
新しい家、見たことも暮らしたこともないし、父がどの程度の介護が必要になるかもわからず。

今の家、1階も2階も1cm、3cm、7cmとかよく見ると意外と段差って多い。
意外とガッツリ20cmとかだと大丈夫なんだけど、自分が思ったほど足が上がってなくて外で転ぶ時はいつも振り返るとパッと見、段差という段差ではないなだらかなとこだったりする。
土間リビング、すべらない素材を検討しなきゃかな。

設計士さんって大変だな。
よくわからない家族の、よくわからない考え方の下で成り立っている暮らしを想像し、言語化ド下手な素人の要望を汲み取らないといけない。
ご自身が体験していなくても、お年寄りが暮らす家を建てた経験が豊富ならポイントは抑えてくれるはず。と信じてる。

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