大学生・ヲタクに「Chromebook」が厳しい理由
どうもこんにちは。
過ぎてしまいましたが、今年は節分が珍しく2日の年だったようですね。
僕はバイトで外に出ている時間以外は自粛要請が出ているのでただただ家で暇つぶしをしていました笑
さあ、タイトル回収に行きたいのですが、今回は大学生・ヲタクにとってChromebookが厳しい理由について書いていきたいと思います。
Chromebook。最近教育現場での普及が急速に進んでいるとの記事が散見されるようになりました。もちろん日本ではWindowsが圧倒的に普及しており、大学生あるいは社会人でWindowsを触ったことがないという人のほうが少数派でしょう。(そもそも小学校のパソコンの授業でも大方Windowsが採用されていますしね)
しかし、最近じわじわと家電量販店にも浸食をしてきているChromebook。
ガジェット好きとしては、コストの面や、必要スペックなどを加味しても、教育現場で採用するのは大賛成です。
以下、学生の視点から、Chromebookがなぜ魅力的なのか、そしてなぜ大学生、そしてヲタクにはChromebookが厳しいのかについて書いていこうと思います。
Chromebookの魅力
Chromebookにはわかりやすい魅力があります。それは、
・価格が安い
・必要なスペックが低い
・androidユーザーとの親和性が高い
です。一つずつ書いていきたいと思います。
①価格
一つ目の価格についてです。一般的に大学生が購入するパソコンのスペックはcorei3~5、あるいは7くらいが妥当だと思います。
これは文書作成くらいしか行わない文系大学生においても同じです。主な理由として、大学生協が販売しているパソコンのスペックが大体このくらいのものに設定されています。
ここに、適当に早稲田大学のパソコンの詳細を引っ張ってきました。(僕は早稲田大学生ではないです。笑)
なぜか大学はバカ高いレッツノートや価格に性能が見合っていないsurfaceなどを採用しがちですよね。やはりそのほうが利益率が高いのでしょうか。
このスペックシートを見る限り、OSはWindows10Home、CPUはcorei5第10世代、メモリは拡張スロットなしの8GBといった具合で、僕が今使っているideapads340と同じくらいのスペックです。正直このくらいのスペックがあれば動画編集とかをしなければ大概のことはできます。(理系の方が使うソフトが動くかどうかは知りません)
僕は今の自分のパソコンでFortnoteをそこそこ快適にプレイできていますし、かなりの数のウィンドウを同時に開いても全然平気です。もちろん、大学生協のパソコンの強みは価格ではなく保証だということは知っています。しかしここで言いたいのは、
大学生が使用しているパソコンはCPUの中では割といいものである
ということです。
多くの大学生はパソコンなんて大学から買った一台しか持っていません。Youtubeなどでは自前のパソコンを用意し、ブログやYoutube動画の作成にいそしんでいる姿が見られますが、そんな大学生はごく一部です。買うとしても、Macbookを買うくらいですね。
そんな状況に慣れてしまっていると、もしもChromebookを購入した時に、「前のパソコンではできたのに」
といったことがおこります。
そこまでパソコンなどに興味がない人は、少し行き詰まるとその作業自体をあきらめてしまいます。
何が言いたいかというと、Chromebookの性能は基本大学斡旋のパソコンよりも性能が低いのです。
もちろん価格が上がっていけばWin機と張り合える性能のChromebookが変えることは知っていますよ。でも、それだったら「Windowsでよくね?」ってなっちゃいます。
パソコンに詳しい人なら用途を理解し、適材適所な使い方ができるのですが、それができない人にとっては新しいスマホを購入した時のようにChromebookを使いこなすのは難しいということです。
しかし、それは裏を返せば、
用途を理解している人ならば適切な場面で使用できるので価格を安く抑えられる
ということです。
ネットサーフィンやYoutube観賞。Abemaを見ることだってできますし、Google系のdocsやスプレッドシートだって使うことができます。
そして、肝心なのは実際パソコンに興味にない大学生は大した作業はしないというところです。
せいぜいレポート等の文書作成、仮にそれが何十ページに及んだとしても、corei3で十分すぎるくらいの負荷です。
このことをわかっていない大学生は意外といます。
ただの文書作成でも高いスペックが必要、Excel作業でも高いスペックが必要だろうと思っている人も普通にいます。
そこを把握しているかしていないだけで、自分に必要なスペックがわかり、どこにお金をかけるべきかがわかります。
「私の用途だとChromebookでも十分だな」
と判断できることができる人ならば、価格はChromebookの大きな魅力の一つになってきます。
②必要なスペックが低い
なんかもう上で書いてしまったような気がしますが、Chromebookは要求スペックがwibndowsに比べて低めです。
Chromebookはデータをクラウド上に保存し、ほとんどの動作をそこで行う、ブラウザをメインとした端末です。
なので、ハードに対する負荷自体が軽いものになります。
これにより貧弱なスペックでも軽く動作することが可能になっていて、結果価格も安くなるので、同価格帯のwindowsパソコンよりは動作が軽いということです。
Androdユーザーとの親和性が高い
これはChromeOS自体の開発元がGoogleだからですね。
同じくandroidもGoogleが作っています。
同じ会社のOS同士が相性いいなんて、IOSとMacOSの関係性のように当然と言えますね。
Androidスマホの画面をパソコンに移して作業したり、データの移動がスムーズに行えたりと様々なところでAndroidユーザーは恩恵を受けることができます。
そして何より、ChromebookはAndroidアプリが使えるのです。
ChromebookはWindows機のようにソフトを落とすことができない代わりに、Googleplayストアのアプリを使うことができます。
しかし、ここまで言っておきながら、これは日本においてはあまり大きなメリットにはなりえません。
なぜなら、日本はIOS普及率が世界と比較して高めだから。
iPhoneを使っている人ってめっちゃ多いですよね~。
ぼくの大学でアンケート調査があったんですけど、それによると約9割の学生がAndroid機ではなくiPhoneを使っていました。
Androidを2台持ちしている僕は少数派です笑
こんな状況では大学生がChromebookを買ったところで、連携の恩恵はうけることができません。
なので、Androidをメイン機として使っている僕みたいな少数派の人間にとってのみ恩恵を受けられるポイントです。
さて、ここからはなぜ大学生およびヲタクにはChromebookが厳しいのかを書いていこうと思うのですが、まず大学生に厳しい理由として
・Officeがまともに使えない
・iPhoneを使っている人にはメリットがない
ヲタクに厳しい理由として、
・Blu-ray、DVDなどが再生できない
順をおって説明していきます。
Officeがまともに使えない
これに関しては大学生が、というよりは僕が、なのかもしれないのですが、大学の授業は意外とOfficeを使います。
ExcelやWord、パワポなどを頻繁に使用しますね。
AndroidアプリとしてのオフィスやWeb上のオープンオフィスは使うことができるのですが、windowsに提供されているような完全版のOfficeは津勝子とができません。
でも上に挙げたようにGoogledocsやスプレッドシートなどで代用すればいいじゃん!それぞれのファイル形式で出力もできるし!とおっしゃい対気持ちもわかります。
できないんですよ、これが。
僕の大学では、操作方法すべてをMicrosoftOffice前提で説明しており、バージョン違いさえ許しません。
それに、docsからWordに出力するとレイアウトが崩れてしまうことがあります。これを単位に直結する提出課題で使用するのは少し怖いですよね。
簡単な出席課題やレポートくらいなら大学のポータルサイトに打ち込むだけなので全く問題ないのですが、使用するソフトを指定されている授業ではいささか難しいです。
iPhoneを使っている人にはメリットがない
これはうえでも述べたのですが、iPhoneもといIOSを使っている人間には全くと言っていいほどChromebookを買うメリットがありません。
別に連携がスムーズなわけでもないし、Macみたいにデザインが優れているわけでもないし、価格くらいしか買う動機はありません。しかし、多くの大学生はパソコンのスペックが引くければ当然性能も悪く、自分の求める動作をしてくれないと思っているので(少なくとも僕の周りの人はそうです)Chromebookは選択肢にも上がらないでしょう。
Blu-ray、DVDなどが再生できない
これが一番肝心です。むしろ、これが言いたくてこの記事を書いてまであります。
Chromebookは、Blu-rayが再生できないのです。
これは外付けの光学ドライブを接続したとしても、ソフト側がBlu-rayのコーデックに対応していないのが原因なので解決しません。
ヲタク(アイドル)にとって、これは致命的なことです。
Blu-rayが再生できなければ、どうやってCDについてくるMVを再生すればいいのでしょうか。
どうやって、ライブBlu-rayを見ればいいのでしょうか。
CDやDVD、Blu-rayが全部再生できないわけではありません。
対応するコーデックのものなら再生できます。
対応するファイル形式は以下の通りです。
僕がChromebookを買っていない理由はほぼこれです。確かに再生できるファイル形式のものもあるのですが、自分の買うディスクがどの拡張子なんかなんていちいち確認しないですよね。
できるかできないかわからないものを買うくらいなら、windwsPCを使うよねってなるということです。
まとめ
今回はChromebookについて書きました。今後、Chromebookを購入する時が来るとすれば、それは
・完全版のOfficeに対応し、
・Blu-rayの再生に対応する
この条件が整った時だと思います。
いつかその時が来ることを願って、これからも僕はWindowsPCを使い続けようと思います。
では、また。
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