見せたいと見せたくないの板挟み
マジックってどんな構造なの?という単純な疑問をもって勉強をはじめて数ヶ月。
知識吸収の枠をこえて、演技をすることに関心も出つつあるものの、そこからは「パフォーマンスの世界」という未知の分野。クリエイターの「作品内に込めていく表現」にしか触れてこなかった人間にとってハードルが高すぎて手をつけられないでいます。
あとは演技を練習してしまったら、その先で絶対に人に見せたくなるじゃないですか…でも人前で演じるのは恥ずかしいに決まっている。失敗のプレッシャーもある。
そう、人に見せたいと見せたくないが両立してしまって精神面で大変なことになるので演技をそもそも練習しない!という理屈です(今のところは)
もう一つの趣味である「絵」においても、描いて人に見せたりすることは最初怖くて恥ずかしかったと記憶しています。いつしか慣れてしまったけど。
きっと何事も場数。なのは理解してるんですけどね…。
誰かの名言を誰かから又聞きした上で出典をサッパリ覚えてないどうしようもない状態の誰かの名言ですが「人に見せない手品の練習は畳の上で水泳の練習をするのと同じ」ということらしいですね。なるほど…と心にきました。
でもねやっぱり畳の上で練習しちゃったら絶対水に入って試したくなるのが人情じゃないすか。試したくなるでしょう!ねえ!
とはいえ、できる範囲で少しずつ抵抗を解きほぐしていければ更に面白い世界に行けるであろう…とは思っています。
そんな自分でもトリックの事がほんのわずかですが頭に入りつつあり、簡単な演技であれば何のために今の動作をしているのかと考える事ができるようになってきました。(考えてるだけですから考察が当たっているかはわかない)
最近はちょっと部屋の改装などで実生活がバタバタしていたり、相方と映画を観るブームが前ほど頻繁でなくなって、観ながら鍛錬を怠っているためトランプとコイン遊びの進化がほとんどないのですが、ゆるい趣味なので義務感だけは持たずに心に余裕をもって触れ続けていきたいなと思っています。
(相方、また映画みようぜ)