多分ちょっと前進
久しく後輩に新しく覚えたカードマジックを見てもらった。
相変わらず手は震える。
けど、驚いたり喜んだりしてくれる表情をじっくり見れるようになった気がする。
ああ、今喜んでくれた。と感激しつつ、演目としてもちゃんとポイントだけは押さえて破綻せずにできた気がして嬉しかった。
手品を見てもらった後は反省してあーだこーだ考えるほうが今までは多かったけど、その日は手品をした後も、後輩との解散後もずっと
「喜んでもらえてよかったー」
という気分に浸った。
無理に難しいことをしようとしないで、こういうのを重ねていけたらいいな。としみじみ思い耽った。
少し精神的に前進できたんじゃないでしょうか。
うれしいですね。
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この一連をTwitterで呟いたところ、ゆうきともさんからアドバイスをいただきました。(悩んでいると時々ヒーローの如く現れてアドバイスを下さるすごい方。いつも嬉しく頼もしく思っております、ありがとうございます!)
「無理に難しいことって 普通のお客様には最悪の組み合わせ」というお言葉があり、しばし噛み砕くのに時間がかかって徐々に気づきがありました。
…もしかしたら自分の独自解釈の可能性もありますが笑
自分は手品に関して絶対マイペースでいこうと決めていたし、人に見てもらう際には見てくれる人(お客さん)ファーストにしているぞと思っていました。
しかし。
いつの間にか自分のできないことを焦って習得したがる気持ちが芽生えている。
それを不完全なまま人に試したがっていたり、その場合お客さんの気持ちは「ついで」になりつつある。
そして難しいことに拘らずとも、目の前のお客さんに楽しんでもらうことを優先するならば今持っているものだけでも方法は様々あると。
落ちないぞあの穴には…と思ってのにゆるやかに落ちたり一瞬穴から這い出たりしてたところ、それを、ゆうきともさんの一言でガツンと言語化していただいたというような感じ。
技法はこっち側の都合、人の前で演じさせてもらう時はそんなことは切り分けておかないとなぁと感じます。
先人の方から色々親切にしていただいたり色んな知恵をわけていただいていてからに、これで自分の手品で手品嫌いの人が生まれてしまったら申し訳がないので、素人ながらもっとちゃんと考えよう…とか思ったり。
ちょっと前進してる。気がする。
今日のイラスト
9月くらいまでは絵のほうに集中しようと思っているため手品の勉強は以前以上に緩やかになったし、ブログの更新はしばらく無しでいいかなーと思ってたのですが、書きたくなったから書いちゃいましたね。