緊張するのはもう仕方ないからパターンを分析して対策考える日記
緊張はしないでおこうと思ってしなくなるもんでもなし、まあ、もう、緊張することは受け入れるしかない。
ということで、緊張してる最中のパターンが何種類かあるため考察をしてみる日記。
古くは小学校での国語の時間、本読みですら極度の緊張を味わってた小心者オブ小心者です。学生時代は人前で話す機会がそこかしこにたくさん設けられていたからストレスでよく胃腸を壊してました。
社会人はそれに比べて天国ですね、社会たのちー!
さて、社会人は人前に出なくていいかと言うとそうでもありませんね。(職種にもよりますが)
なにが社会人たのちーなのかというと、自分の場合はですが…
社会人になってから人前に出る必要が出てきたときに学生時代の「人からなんだかわからんけどやらされてる」事がなくなったんです。人前に出るには覚悟が必要ですがそこには「自分で選んだ目標」があったとき、自分で選んだ道をもっと先に(楽に)(上手く)進みたいという思いが初めてわきました。
ただ我慢してやりすごすだけから、どうやったら苦を超えられるのか&もしくは少しでも軽減できるのか。という方向に思考が働くようになってきた気がします。物事のモチベは非常に大事ですね…。
こういった事情を人に相談することもありましたが、とりあえず場数ふめという話に帰結します。しかし場数でも治ったためしがないので、自分の角度からなんかやるしかない。そもそも他人は自分じゃないから委細わかるわけないんだよね。
で、考えてみたところで上手くいくかなんてわかりませんが、無駄にはならないはず。とりあえずその一歩として、パターン分析から。
緊張の場数だけは多分人より踏んでいますから(気が小さすぎて日常に多いという意味で)色んな種類の緊張があるのはわかってます。
分析をすれば個々の対策がわかってくる…かもしれません。
対策を考え、場数に活かすのはそれからだ。
1.いつもやってたのこうだっけ…?パターン
適度な緊張、途中まではむしろ調子いい時に起こりがちのやつ。
あれ?いつもこんなだっけ?こんなやり方してた??と思ったが最後、いつもならしたことないミスをする。
どんなに完璧にこなせるようその演目を練習しても練習しても、起こることがある恐ろしいやつ。
考えすぎてわからなくなる、ゲシュタルト崩壊に感覚が近い気がします。
緊張しているときは頭の回転がいつもより早くなっているのは感覚的に確かなので、わずかのあいだに「考えすぎ」が起きてる可能性がある。
余計なアドリブいれがちなのもこの時。(本当に余計)
2.震えるパターン
手が震えたりする。楽器の演奏ではよくなってました。
これは「今回全然緊張してないな、いいぞいいぞ」って思ってると急にくる。スイッチがバンっ!!て入ったみたいに。
手以外には声が震える時もあると最近プレゼンする場面が増えて気づきました。そして、手の震えと声の震えは多分同時に起きてる。これは手品で気がついた事です。
多分、このときは手や喉だけでなく他の筋肉も全部震えやすくなってるんだと思う。使ってないから気づいてないだけで。
ストレッチなどで事前準備していると少し軽減する気もする。
この時頭はすごく早く回転していて、震えることに対して「うわー!!震えてるー!おしまいだー!!!」と、パニックさえおこさなければ、冷静な切り離された自分も存在している。
心拍数は激増していて、代謝が上がるとともに身体能力もちょっと上がってるとおもわれる。演奏の際にいつもの感覚で手を移動させたつもりが、思ってたより遠くにいってしまってあり得ない音の外し方した覚えがある。
力の制御が難しいと悟ったので、その時は鍵盤を見ながら弾く対策をした。
これは…緊張でなく「興奮」と解釈(思い込む)することで楽しくならないか、ワンチャン。
3.記憶無くなるパターン
このパターンは稀だけど、体力あったときによくなってた。
本番直前までに泣きそうなほど緊張がピークになってると演目にミスがなく、集中力を発揮し、終わったらやったこと全部忘れる。
長時間は続かないやつだと思う(想像)
たぶん、悪くない緊張だと思うけどしんどいので普通にいや。どうせなら平常心でノーミスのほうがいいよ。
これは多分体力ないとできないので、今の自分には関係ない(鼻ほじ)
4.頭真っ白パターン
演目中になったことはないが、なった人は見た事がある。完全に演目がとまる。
私は人と話してるときによくおこる。
特に「今は大事な会話だ!」と思う時ほど、思考力が弾けたようにパンッ…ととぶ。頭真っ白なので相槌とかしか返せなくなる。ちなみに言葉を聞き取るのも下手になる。言語能力全般がぶっとぶ。
相手が何言ってるかわからないし、汗止まらないけど、どうしたらいいかわからなくて、にこにこしながら相槌うつかんじになる。
いつもやってたことが飛ぶという意味では1と似てるけど、復帰までの時間が1は瞬間、こちらは何分か続くし、場合によっては一息つくまで盛り返せない。
これは多分パニックに入っている。
体調悪かったり疲れ、寝不足、ストレスなどでも起こりやすくなる気がしている。
体調を整えることで少しは回避ができるのではないか。
0.あれ?今日緊張しないんだが…パターン
稀で、人生で一回だけありました。
いつ緊張すんのかな…って思ってたら家にいて気を抜いて練習するみたいにやりきってしまって、めちゃクソミスしました。
緊張は普段は敵ですけど、ある程度は緊張しないともっとやべえな…
って思えた貴重な経験。
一回だけしかないので、体調がどうだったかとかはあまり覚えてないです。
まとめ
言葉でまとめてみると、案外シンプルなことに思えます。それだけでも進歩かもしれません。
緊張しているときは、総じて頭の中の速度が速くなります。いつもの倍くらい考え事をしてしまうため、それらが悪い作用をする時も多いと感じます。
あえて考えないようにする…ことも試してみるといいかもしれない。考えない修行…座禅?座禅か?
対策まとめ
●緊張ではない、興奮してるのだと思い込む
●事前にストレッチなどで体を動かす
●寝不足しない、疲れを溜めないなどの体調管理
●座禅で無をつかむ
●ある程度緊張がないとヤバいと心にとどめておく
……ほんとにー!!??!??!?
自分で導き出した答のくせに、なんか啓発系な感じのぼやっとした答えでなんかやだー!!!!
まあでも、いまんとこそれしか考え付かないから地道にこの辺を心に叩き込んでそれでもだめならまた対策を繰り返そうとおもいます。
あと、自分用だから誰かにむけた啓発でもなければ緊張とはこうすりゃ治ると示すものでもないです。日記、ただの日記。
今日のイラスト
記憶の中の緊張の代表格といえば…ということでステージ脇から「ああ…もうすぐ出なきゃならない。ああもうすぐだ、あそこに立たないとだめなんだ、…ああ、まずい、名前をよばれた。でなきゃ。このタイミングでいいのかな。行こう、今だ、無になれ!」って思ってるときの絵にしてみました。
カーテンの隙間から見えるステージ側からの光景を思い出しつつ、抽象化しつつ、なんというか独特の感覚を思い出していました。