マジック書籍感想2 ダレンブラウン氏の本
高木さんの本を読んだあと、マジックには色んな分野があると知識がついていたのでまずは興味がある方面を調べてることにしました。
「メンタルマジック」方面に興味がでたため、名プレーヤーなどを調べてどうやら評判が良いという「メンタリズムの罠」ダレンブラウンさんの本を読むことにしました。分厚い…一ヶ月以上かけてぼちぼちと読みました。
その分野で本を出している人が何人かいましたが、啓発系の何かになりそうな予感がしたので、そうじゃない本を慎重に選んだつもりでした。しかしダレンさんのこの本もちょっとそれ系入ってたので、もしかしたらメンタルマジックを語る上でそういった分野は切って離せない…のかもしれませんね。しらんけど………(本当に知らんので保険かけとくスタンス)
この本は文章がとにかく難しかった…。
翻訳本だからなのか言い回しが独特でいて、ダレンさんのダレンジョークがばんばか出るもんだから「いかにも海外製ジョークなんだが、これはどういう意味なんだ…」と考え込んでしまって、本筋から離れたところで頭を沢山使いました。
ダレンさんのキャラクター性を出す文章がふんだんな事から、これって…メンタルマジックのアレそれというより、ダレンさんファン向けの本?もしかして?と途中「みんな知ってた」みたいな部分に気づいてしまいました。
マジックの仕組みについての記述もありましたが、前半は先日読んだ高木さんの本とだいぶ被ってるところがあり、記憶術の項目などはアルファベットや英単語基準での説明なので、その辺などはやっぱり高木さんの日本語基準の文がわかりやすいなーなんて思う次第でした。
マジックとサイキック系の相入れなさ(詐欺への注意喚起や周囲が煽る対立構造など)みたいなものが、ハッキリ書かれないにしても文章の端々に感情が滲んでいてその辺は面白いなと思いました。最後の五分の一くらいはダレンさんの愚痴読んでるみたいだったし、本人も「愚痴につきあって」というふうに表現してるとこが何度かあったので、感じとり方はさほどひねくれてないはず…
メンタルマジックの技法あれそれであろうという思い込みで読んでしまったので、章ごとの題材にとっ散らかってる印象を抱いてしまったのですが、(そう思ってたら本人もそんなふうに記述してた)題名からすれば(あとダレンさんファンなら)納得の内容なのかなという思いで読み終えました、とさ。
ダレンさんのテレビショーや他の何かがあればそれをまず見てキャラクターを知ってからまた読んでみたい本です。