画面と生
先日の生のクロースアップ、舞台などを見て感激したところで「テレビや動画では結構みていたはずなのに、なぜ生で観たものは気持ちが爆上がりしたのだろう?」と疑問をもち、しばらく考えながら文章にだらだら書いてました。
思いつく限りの要因は2つほど。
臨場感と視界の自由さ。
臨場感
クロースアップの際には、こちらの反応をみながら技を繰り出すタイミングを考慮してもらってる感じがびしばし伝わって、それが臨場感になってるとかんじました。
返事を待ったり、間をはかったりのコミュニケーション、生の人間のやりとりしている感。
見知らぬ誰かではなく「自分たち」にむけられている感。
そして、スムーズに空気に乗せてくれる速さと緩急。圧倒される。
流れに乗せられていながら、乗せられていることも感じさせないまま。
ステージショーでの間の測り方もきっと客層によりちがうなどあるでしょう。演者の場と人を読み取る力。
いちおうそれらを「臨場感」とひとくくりにしてみました。
視界の自由さ
動画でみるマジックは画面に映し出されるところをぼんやり全体的にみることに対して、生だとほんとにピンポイントにしかものを見てない(場面もある)んだと思いました。
視線を自分の意思で動かしているから「ひっかかった!」時の騙された感、笑ってしまう感が段違いでした。気をつけるほど、集中するほどピンポイントしか見えてない。自覚よりも遥かに。
広く言えば視野も「臨場感」の中に入るのかもしれないですが、自分の中ではなんとなく別分野の気がしたので、あえてわけています。
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心揺さぶられたことは、ずっと考えてしまったりします。
それをこんなふうにぐだぐだと文字にしてみるのも一興…!
これを経て改めて、体験は宝ですね。
これらの経験から、映像を見ながらでも多少「これを生で見たら、ここに臨場感やスピードを感じたりするはずだ」と臨場感シミュレーションを頭の中ですることができるようになった気がします(多少)
きっとこれから色んな動画などを見ても感度がぐっと違ってくるはずと思ってます。
何事も体全部で体験する、五感で感じることは大事だなあとつくづく。
今日のイラスト
線画中心の絵を見るのはすき、描くのは嫌いなんですけど、最近多く描くので手慣らしがてら。迷い線消す時間がなかった。