人生の嫌なことは笑いのフリ
だいぶ昔の動画だけれど、放送作家の高須光聖さんがTEDで話された動画を見ました。
ダウンタウンの松本人志さんの同級生で年末恒例の「笑ってはいけないシリーズ」や「HEY!HEY!HEY!」などの放送作家をされている高須さんが考える笑いのメカニズムについて話されています。
「共感と意外性」
高須さんが思う笑いが生まれるときのポイントは「共感と意外性」
例えば、桑田佳祐さんのモノマネをしたとして、似てないと笑えないし、似すぎてそっくりそのまま桑田佳祐さんでも、それは桑田さんになっちゃうから笑えない。笑いとは、ちょっとズレたところにある。これが「共感」。
意外性とは、たぶんこうだろうなという予想されたものに対する裏切り。例えば、落とし穴。普通に歩いていて急に落とし穴に落ちるとなんでか笑ってしまう。これは日常で急に落とし穴に落ちることがないので笑ってしまう。これが「意外性」の笑い。
「ネガティブなものの中に笑いは潜んでいる」
すごく悲惨なことやネガティブなことも捉え方ひとつで笑いなることがある。コンプレックスと向き合い、さらけ出すことで自分の最高の武器になる、そう。ある人は、笑いは最も平和的に瞬間に人を支配する力がある。この瞬間に人はものすごい快感を得ることができるそう。
高須さんは最後に、「世の中にはいろんな嫌なことがあるけれど、それも全ーー部、笑いのフリ。そう考えると、笑いで全部回収ができる。」と締めくくっています。
私はお笑い芸人さんが好きなので、この考え方にめちゃくちゃ共感しました。霜降り明星のせいやさんが一般の方に嫌なことを言われたときに、「絶対どこかでネタにして話しますからね!」と言ってたのを思い出しました。嫌なことがあったときにも、これはエピソードトークとして話そう!と思えばそんなに悩まずにすみかもしれません。
それでは、また。