誰がなんと言おうと餃子は宇都宮
つい先日、餃子の消費量ランキングが発表された。
私の地元である宇都宮市は、3位という結果。
餃子愛と宇都宮愛・栃木愛に溢れる者としては残念極まりないが、
そんなことで宇都宮市民や近隣住民・県民の餃子愛は少しも薄れることはないだろう。
宇都宮市民や周辺住民は、日常的に餃子を食することや餃子専門店を利用することが歴史や文化として根付いているので、「餃子愛」や「餃子を食する文化」などは、ランキングや数字では表現しきれないのである。
先月、帰省の折に数年ぶりに贔屓の餃子専門店を訪れた。
相変わらずの行列で、1時間ほど並んで熱々の餃子を頬張った。
幼い頃から変わらない味に「やっぱりこれだよ!」と安堵すら覚える。
ふるさとに帰って来たのだと実感する瞬間のひとつである。
小麦の香り高い皮に、キャベツと生姜がたっぷりのタネ。
ラー油は沈殿した唐辛子粉をたっぷりとすくい、醤油は少な目。
そしてそこに、大量のお酢を注ぎ込む。
お酢の効いたタレにつけると、野菜の甘味が引き立つのだ。
寡黙な店主が焼く餃子は、今も昔も変わらぬ味。
その一口に、数えきれない思い出が凝縮されているのだ。
ランキングでははかれないソウルフード。
きっと誰もが何かひとつはあるはず。
それが私にとっては、宇都宮の餃子なのだ。
私を育んだ宇都宮の餃子。
やっぱり、餃子がすき。
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