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2023/1/7 クアンタンでボルバキアに感染させた蚊の卵を放流-デング熱対策に効果
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パハン州保健局は、デング熱の感染拡大を防止するため、ボルバキアを感染させたネッタイシマカの卵、合計142,000個を2つの住宅地に放流しました。
ネッタイシマカという種類の蚊を媒介して人から人へとデング熱は感染し、合併症を引き起こし、最悪の場合死に至る場合があります。
ところが、ネッタイシマカがボルバキアという細菌に感染すると、デング熱、ジカ熱、チクグニャといったウイルスの感染力が阻害されるという点が発見されたため、近年ではボルバキア感染済みのネッタイシマカで未感染のネッタイシマカと置き換える試みがなされています。
このボルバキアはさまざまな昆虫に感染していますが、ネッタイシマカに自然感染することはないため、人工的に感染させ、その後繁殖によって感染済みのネッタイシマカを増やしていく取り組みがなされています。
2023年1月6日時点で、今回放流された地域のボルバキア感染済みネッタイシマカの割合が90%を超えているとのことで、今後2025年まで定期的な放流を繰り返す予定とのこと。
2019年以降スランゴール、KL、プトラジャヤ、ペナン、クランタン、マラッカ、ジョホールといった地域で同様の取り組みが行われてきており、首都圏ではデング熱の感染者数が40-80%減少したと見られています。
出典
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