2023/1/24 ネットで炎上していたジョホールバルの中等学校で開催されたSPMワークショップに関する教育省の報告書 (ざっくり翻訳)
背景情報
ジョホール州のとある中等学校で、SPM(日本で言う高校2年次に受ける全国テスト)の対策のためのワークショップが開かれました。
ただしそのワークショップにはイスラム教徒の生徒だけが招待され、そのほかの人種の学生は招待すらされなかったという内容のツイートがTwitterで配信されネット上で大炎上しました。
これに対して教育省は州の教育局の判断を尊重すると言いつつ調査を行なっていました。今回はメディア向けの調査報告書のざっくり翻訳です。
様々な人種、文化、宗教が混じり合うマレーシアで、不平等が起こったと人々が感じた時の反応などを見る良い機会になるかと思います。
報告書のざっくり翻訳
マレーシア教育省はTwitterで拡散された、ジョホールバルのInfant Jesus Convent中等学校で実施されたSPM対策のワークショップに関する件で調査を行いました。
教育省はジョホール州教育局から報告を受け取り、このプログラムの正当性についての説明を受けました。このワークショップはジョホールバル地域教育局のイニシアチブとして計画され、それぞれの学校がガイドラインに沿って実施するというものでした。これには、それぞれの学校のPTA、保護者支援グループ、保護者・コミュニティー・民間協力機関(PIBKS)の協力によって行われることになっていました。
このワークショップは、新種を問わず全ての生徒を対象にSPMに備えさせるための取り決めとして計画されました。1月19と20日に、マレー語と歴史の成績が悪かった30人の生徒をJBのスアサナホテルに集めてワークショップが開催されました。
ワークショップは、中国正月の準備を行う生徒たちに配慮し、いくつかのグループに分けて、数回個別に開かれる予定でした。
教育省の調査によると、今回参加できなかった他の生徒に同じワークショップを提供する予定が1月26と27日に同じホテルで計画されています。調査の結果、ネット上で批判されているような、今回のワークショップ参加対象の生徒の人種による差別はなかったことが確認されました。
ただし、ネット上の様々な意見を考慮し、同じような混乱を招かないよう対策がなされるべきです。
教育は全ての人種、宗教、民族にとって重要なものです。学校側の強化プログラムの実行方法は注意深く検討すべき事柄の一つです。
保護者の皆さんや社会の皆さんが、学生たちに影響する問題を見つけられた場合、教育局の公式プラットフォームでお知らせください。
出典
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