見出し画像

私の50歳からの定年後の準備(その4:セミナーを受講する)

情報収集のためにセミナーも受講しました。コロナ禍の前ですのでオンラインではなくリアルセミナーです。質疑応答もできるので、とても勉強になりました。

インディペンデントコントラクターのセミナー


58歳の時に参加したのがインディペンデントコントラクター協会主催の起業セミナーです。

インディペンデントコントラクターとは高度な専門性を備え、業務単位の請負契約を複数の企業と結んで活動する「法人化した個人」および「個人事業主」の事です。「雇われない、雇わない、生き方をする人」をインディペンデントコントラクター(独立請負人)と呼んでいます。

インディペンデントコントラクターに向いているのは、

1)ずっとやっていても飽きない、続けられる人
2)楽観的で落ち込まない人
3)自分の専門性に自信がある人
4)自己管理がある程度できる人
5)行動が早く、約束したことは必ず守る人

だそうです。

心構えとしては、

1)儲からなくてもクヨクヨしない
2)専門性へ自信を持つこと。そのためには学び続けること
3)何ができるかを30秒で言えること
4)お礼メールは、その日のうちに出すこと


これらは、重要ですね。

おじさん起業の問題点は、

1)会社の看板を自分の力と勘違い
2)部下の成果を自分の成果と勘違い
3)60代は話が長い


だとか。

60代は話が長いかどうかはわかりませんが、私も会社の看板を自分の力と勘違いしていました。

さらに具体的な話も聞き、起業の参考にしました。

1)依頼元の会社が契約しにくいから法人にするのが良い
2)営業活動は紹介が基本なので、コミュニティを持っていることが大切。強い絆より、薄い絆で良い。いろいろなコミュニティの幹事を人脈づくりのために率先してやると良い
3)受託の価格設定は、現在の年収の2倍を12ヶ月で割り20日で割った金額を目標の1日単価の目安にすると良い


書籍と違ってセミナーの良いところは、質問できることです。「焦ることはないですよ。自分で確信が持てたらやればいいのです」とアドバイスをもらいました。

●インディペンデントコントラクター協会
https://www.npo-ic.org
 

横浜市起業セミナー


最近は自治体が起業支援をしています。58歳の夏、2016年7月に横浜市が主催した「シニア起業セミナー」を受講しました。講師は前回著書を紹介した銀座セカンドライフの片桐実央さんです。銀座セカンドライフが横浜市の業務委託を受けて開催していたのです。

セミナーの内容は、起業にあたっての心構えや、具体的な進め方。何をやったら良いのかを見つけるための3つの円の話。これまでの人生を振り返り、①できること、②やりたいことを洗い出します。その中から③お金になること(市場性があること)を考えます。この3つが重なる部分が起業して成功する可能性の高い事業という片桐さんの本に書かれていたものです。

自分の強み、弱み、世の中の状況を把握するためにはSWOT分析をすると良いと言われました。SWOT分析とは、自分を分析して強み(Strength)、弱み(Weakness)を、外部環境を分析して機会(Opportunity)、脅威(Threat)をマトリックスで書き出し、その組み合わせに対する対応策を考えていく手法で、マーケティングなどでよく使われています。

書き出した当時の私のSWOT分析のマトリックスはこんなものでした。

私のSWOT分析

8月からは参加費無料で「シニア起業スクール」が5回3カ月にわたって開催されました。さっそく申し込みをしました。その内容は、
1)ビジネスプランを磨こう!事業計画書作成
2)売れる仕組みづくりと集客法を学ぼう
3)組織形態の選択法と自社ブランディング向上
4)資金調達と必要な会計・税務基礎知識
5)夢を現実に。ビジネスプラン発表
でした。

このシニア起業スクールは、25人ほどの参加でした。毎回講座終了後に何人かとカフェで情報交換しました。その中の一人の起業の話を次回書きます。

自治体は起業支援をいろいろやっているので、ホームページを調べて参加してみると良いと思います。

いよいよ起業に向けて具体的に動き始めました。

つづく

「スキ」ボタンを押していただいたり、SNSでシェアしていただけると、とてもうれしいです。