がん保険に入るな?費用負担はどのくらい?
日本国内のがん治療費は、治療方法や進行度により大きく異なりますが、以下のような平均的な費用がかかります。
1. 手術費
手術にかかる費用は、がんの部位や手術の種類によって異なりますが、例として以下の通りです。(自己負担額3割の場合)
乳がん: 乳腺悪性腫瘍手術で約30万円
肺がん: 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術で約30万円
胃がん: 胃切除手術で約20〜50万円
2. 抗がん剤治療費
抗がん剤治療はがんの種類や進行度により異なりますが、平均的な自己負担額は約10万〜30万円。例えば、胃がんの治療で使用される抗がん剤「mFOLFOX6」では、約10万円以上の負担が一般的です
3. 放射線治療費
放射線治療も一般的な治療法の一つです。公的保険が適用される場合は3割負担となり、治療の総費用は50万円前後が多く、自己負担額はそのうちの約15万円です
4. 高額療養費制度
治療費が高額になった場合、多くの患者が「高額療養費制度」を利用できます。この制度を利用することで、自己負担額の上限が年齢や所得に応じて設定されており、通常は数万円〜10万円程度の支払いで済みます。
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全体的に、日本でのがん治療は高額ですが、保険制度や高額療養費制度があるため、実際に支払う額はかなり抑えられます。ただし、個室利用や先進医療の費用は別途負担が必要な場合があるため、経済的な準備が重要です。
5. がん保険って必要なの?
こちらの図は、がん治療にかかる各費用をまとめたものです。
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注意: この図は一例です。詳細な費用は個人や治療内容によって異なるため、正確な情報は医師や医療機関に相談することが推奨されます
上記のグラフで見ても、高額療養費を除いて、総額100万円以下の治療費が半数近い48%となっています。
毎月10万近い出費が1年間は発生するとした場合、その間の休職・休業期間などを考慮すると、更に費用発生が考えられます。
こういった場合に、もしがん保険で診断一時金100万でも入っていればどうでしょうか?かなり負担感が減ると思います。
仮にがんを患ってしまった場合でも、先述の通り、生活に必要な費用は発生します。しかし、休職・休業などによって収入は大幅に減ってしまう可能性もあります。
そうなっても安心できる様にすることは、ご自身やご家族の負担を軽減させることは必要ないと言えるのでしょうか?
昔入ってそのままにしている人などは入っているだけマシだと思うかもしれませんが、今の治療状況と保険の内容が異なっていることが多く、いざというときに支払われなかったという事も実際に起こっています。
改めて考えてみる必要はあると思いますが、あなたはどう思いますか?