見出し画像

君ありて幸福

久しぶりに親友と電話した。

そのなかで親友は
私でさえも気付いてなかったことを
優しく、包み込んでくれるような言葉を私に与えてくれました。

「うみちゃんはいつも大丈夫、って言うから。」

「うみちゃんは変わらなくていいんだよ。
いつもいつも誰かのために自分の気持ちをグッと飲み込んで、寄り添ううみちゃんだから。
優しいうみちゃんが変わっちゃったら
うみちゃんじゃなくなっちゃうんだよ。」

確かにグッと飲み込んでいたなと思った。

声が大きくなったのも話し方が変わったのも
こういう私で在りたい、
元気になってほしいな、
というところからきていて、。

大切な人たちは全部気付いていて。
でもそれに対して何も言わなかった、。

言えなかったんだと思う。
優しくみんなは私を見守ってくれていた。

ふと疑問に思った時がある。

「みんなは何でこんなに優しくしてくれるんだろう」と、。

何も聞かずに会いに来てくれて
そばにいてくれたり、
私が大好きなパンケーキを食べに行こうと
迎えに来てくれる、。

電話をしてきてくれて
「何かあったやろー?」って
エスパーのように茶化してくれたり、
カメラでもつけてるのかなというタイミングで
「大丈夫か?」って連絡をくれる。

「優しいよね、
だからたくさんの人に愛されてる」
10年来の友人に伝えたことがある。

『うみだってピンチの時必ず駆けつけてくれるやん。
悔しい時とか辛い時とか一番最初に思い出すのって絶対うみやねん。
うみに会ったら絶対元気になるってわかるもん。
何もせんくてもお前といたら明日も頑張ろうと思えるくらい、お前は人に元気を与えてるんやで。』

「持ちつ持たれつ、とはこのことね」
なんてふざけたように言いながら
私は涙を飲み込んで
友人の言葉をぎゅっと胸に抱いた。

私たちのなかではいつも優しい言葉しか
飛び交わない。
今よりもっと若い時はぶつかることもあった。

『うみ、それはあかん』
と怒られたこともある。逆も然りだ。

当時の私は
今よりトゲトゲしていたこともあって
「何でこんなに言われているんだ」と
思うこともあった。

でも今ならよくわかる。
友人たちは家族が知らない私を見てきたし
友人たちのおかげで
今の私が在るのだと思った。

そんな時を乗り越えて今があるけれど
私もみんなも手を離さなくてよかった。

人はどうしてもぶつかり合うと
心の距離が開いてしまうように感じるのだけれど、。
私たちはみんな手を離さなかった。

何度も何度も襲いかかる苦難を乗り越えて
手を離さず歩いてきた、。

私は友人の短所すら愛おしいと思う。
長所ばかりの人なんてどこを探してもいない、。
私ももちろん短所はある。
友人も私の短所すらも包み込んでくれている。

そうやって人は一緒に歩いていくものだと思うから、。

みんながいてくれてよかった。
いつだって味方でいてくれるみんながいてよかった、。

私もいつもどんな時だって
みんなの味方でありたい、。

大好きだよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?