仕事に行けなかった日の話
今日も悪魔が私の中にいた。
朝起きて、準備をするために立ち上がった。
すると、猛烈に会社に行きたくない気持ちがやってきた。
「(気にするな。気にするな。)」
確かにそう強く自分で自分を言い聞かせてスーツに着替えようと手に取った。絶対に仕事に行くんだ。
ストッキングを履いた。まだ新品だったから、余計にキツくて上手く履きにくい。
結局うまく履けず、股下にゆとりができてしまった。
そのときに私のやる気はプチッと切れた。
その中途半端な着替えのまま私は部屋に戻り、上司に休む連絡を入れた。
私は仕事に行けなかった。
意志の弱さなのか、心が弱っているのか、私には分からない。意志の弱さの気がする。だけど、あんなに悪魔の囁きかのようにスイッチが切れてしまうと、自分じゃどうしようもできない。
明日はさすがに行かないと、やばいよね。笑
という気持ちが余計に私を苦しめる。
そろそろ、だめかもなあ