メタ認知の重要性
こんにちは、くらげ先生です。
メタ認知という言葉は聞いたことはあるかもしれませんが、一度定義しなおしておきます。
自分の考えについて考えること(Thinking about Thinking)
ゲームは楽しいという一次的な認知に対して、日常から離れて没頭できるからゲームは楽しいという二次的な認知のことをメタ認知と呼びます。
自己理解と自己評価
成績の悪い人ほど、自己の能力評価が現実より高くなりやすいという研究結果が存在します。これは、自己を評価するための適切な視点が不足していることが要因だそうです。能力の低い人が自分を高く見せたいという欲求というわけではないとのこと。
主観的データであるアンケートの信憑性
自分の想いや考えを伝えてもらうという面においては、調査データを読んでもよいかもしれませんが、能力評価という面においては注意が必要。その人の自己評価がどれだけ適切なものなのか、測る尺度がいるのかもしれません。
これは、先日ポスター発表をした際に、聞いていただいていた方から指摘をいただき、研究事例を探してみたところ、以下に行き当たりました。
現場であてはまる仮説は既に持っていた
自己理解が進んでいると考えられる群と、自己理解のための手掛かりがまだ不足していると考えられる群(自己理解度のテストなどは行っていませんが、インプット面から推測した区分けです)において、自己の能力評価が、実力面と明らかに逆転している現象を観測していました。まさに、この自己理解と自己評価に係るメタ認知ですね。
探究学習において
計画する、目標を立てる、予測する、分析する、志向する、振り返るなど、日常的に行ってはいますが、ただ単にそれを意識せよというだけでは難しいでしょうから、そのための手法なり技法を提供しつつ、メタ認知を育成していくことを今後取り組んでいきたいと思います。
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