20代こそ子宮頚がん検診にいこう!1年足らずで異形成になった精密検査までのレポ
注意!!この記事は素人がネットで調べたものを元に書いています。参考程度にご覧下さい。同じ境遇の方が共感して少しでも気持ちが楽になると嬉しいです。またこんな人もいるんだと一例として知ってもらえたら嬉しいです。
noteをはじめようと思ったきっかけの1つである体調不良の中に子宮頚部異形成の発見があります。
私は今まで健康診断で引っかかったことは1度もありませんでした。
お酒もあまり飲まないし、
タバコは吸ったことないし、
3食バランスよく食べるようにしているし、
カップ麺で済ますなんてこともなく…
(ただ運動は全くしていませんが…)
そんな私が今年(2023年)の5月末に受けた会社の健康診断で、
ちなみに、前年の9月に受診した時はNILM
1年経っていません。
子宮頚部細胞診 F (要精密検査)
ASC-H (高度病変を除外できない異型扁平上皮)
と診断されたので
一見健康そうでも、
異形成、もしくはがんになりうるということを
この記事で伝えたいです。
なんだか思っていたより
長くなってしまったので…
原因 (HPVについての考え方)
ワクチンと定期検診に関して
原因となった習慣を自己分析
まとめ
目次からこの辺をよんでもらえたら
私が言いたいことは伝わるかなと思います。
はじめに
はじめに言っておきます、元気です!
というのも、先週精密検査(コルポスコピー診)の結果を聞きに行ったのですが、
結果、
CIN1 (軽度異形成)でした
中等度〜高度、下手したら上皮がんかも?と覚悟して病院に行ったので、今は前向きな気持ちでいます。
色々細かいことは後述しますが、
経過観察で良いということです。
この結果に至るまで、
ネットで調べまくった子宮頚がんのことと
何故20代にも行って欲しいのか書いていきます。
子宮頚がんとは
もうまず、子宮頸部を知りませんでした。頸部、どこだかわかりますか?膣と子宮の間にあるのが子宮頸部です。なので、子宮体がんとはまた別になります。
さらに上の引用のように、子宮頸がんは2種類に分類されます。
今回私がなったのは扁平上皮のほうです。
原因
これを見て私が伝えたいのは、もし感染が分かっても
自分を責めないでほしいし、犯人捜しも無意味ということです。
何故かは、下記の素晴らしい記事を読んでいただけると
わかると思います。
ヘルペスとか帯状疱疹なんかもそうですよね、免疫力が下がると元気になるウィルス。
こちらのページ、HPV感染をパートナーに伝えるか否かの質問にも答えられています。必見!
それにしても8割って結構高いけど、基本的には自己免疫で克服するのだそう。
また、HPVに感染したからと言って=異形成ではありません。自己免疫で撃退ができず持続的に感染すると異形成のレベルが上がっていきます。
子宮頸部異形成
そんないわゆる前がん状態、異形成にも段階があります。
前述した通り私はCIN1だったので、
軽度異形成というわけです。
下記の表を見るとどの段階で何を行うのかわかりますが、軽度〜中等度異形成は経過観察、高度になると浸潤がんになる前に治療(手術)する必要があるということです。
円錐切除とは頸部を円錐型に、つまり異形成をとってしまおうという手術で、全摘とは異なり妊娠や出産が可能です。(ただし早産のリスクは高まる)この段階で見つかることが多いことから、子宮頚がんは早期発見が可能で助かりやすいということになります。
このように段階を踏むわけですが、
すぐCIN〇〇でした〜って分かるわけではない。
検査
細胞診
いわゆる、健康診断やクリニックなどで綿棒でくるくる〜ってとるやつ。人によりますが緊張していなければ痛みはほぼないです。
この細胞診の結果の表記の仕方に
「ベセスダシステム」というものを用います。
ベゼスダ分類詳しくはこちら↓
このベゼスダ分類、当然素人が知ってるわけもなく。
いきなりアルファベットと漢字の羅列で
ASC-H 異型扁平上皮細胞
と、表記されるわけですから
最初はがん関係とさえも気付きませんでした。
子宮頸部細胞診としかかいてないし…
で、なにを調べるやつ?っていう
調べていくうちに子宮頚がんという文字が見えた時は震えました。
このASCなんちゃらがこれまたヤキモキさせるのです
ここで再度この表を確認してみます。
これを見ると、ASC-Hは軽度〜高度異形成となかなか広い範囲で可能性があるようにとれます。右上にも、細胞診だけでは断定できない場合に出る結果と書いてありますね。
つまり、ASC-USとASC-Hは共通して、
なんだか異形の細胞はあるけど断定できんわ
という
言わば病理学の先生泣かせの状態なのです。
これを聞いて、大したことないかも!と捉えることも出来れば最悪がんかも…と素人は思ってしまいます。
ここで私はGoogleやXでASC-Hを検索しまくります(笑)
同じ人を探して安心したいのです。
ASC-Hはどのくらいの割合がHSILなのだろう?
ASC-USではないから、LSILの可能性は低い?
そこでこんなPDFを見つけます。
ベセスダシステム ASC-H判定の分析
ここに(怖いけど)1番みたい情報がありました。
…?
CIS疑いが1番多いな?
CISとは上皮内がんのことです。
まだ上皮内には留まっているけれど子宮頚がんの直前の状態です。
さらに下にも表がありました。
細胞診の段階ではCIS疑いが多いが、
組織診の割合は、
で、HSILは中等度と高度がおそらく合算されているのでおよそ半分くらいを占めることになるのかな。
たしかにXで
ASC-H と 異形成でand検索すると、
中等度が多いように(体感ですが)
感じました。
これ、今冷静だから分かるのですが、
検査結果を待っている間はそうではないので
最初の画像のCIS疑い97件に引っ張られて
ああ…手術も覚悟しなきゃなんだな
ボーナスから入院代出せるかな
など、そこまで考えてしまっていました。
そこまで考えてしまうのも、排卵期以外の不正出血が10日以上続いていたのもあって。これ、異形成疑惑の人なら調べたことあると思いますが、
子宮頸がんのごく初期って自覚症状がないんです。
なにかある時点でもう進行しています。とさえ書いてあります。
怖すぎる。でも逆に言うと出血あったけど軽度でしたから。
人によります。
※まだ不正出血のことは先生には言ってないので何かわかったらまた書きたいです。
組織診(コルポスコピー診)
さて、こちらが最初の健康診断の結果で指示された、要精密検査の検査に値するものなのですが、
これ、調べれば調べるほど、
痛そうでお腹のあたりがゾワゾワします
細胞診と違い、組織を取らなくてはいけないので
米粒くらいの組織をパチンととってしまうのですが、
聞いただけで痛そうです。
コルポ診を受けた人のつぶやきなどを見ると痛すぎる!重い生理のような鈍痛!とんでもない不快感!とビビってしまうようなことばかり書いています。
結果から言うと私は軽度異形成だったのもあるのか、取った瞬間は全くわかりませんでした。
(クスコという膣鏡を入れられた方が痛いです…痛っ!って言っちゃうくらい)
細胞診でもそうですが、内診台に乗ると緊張して体が強張ってしまうのですよね。リラックスすれば痛みはなんてことないんですよね。まあそれも難しいのですが。
検査を通して、痛くてどうしようもないというより、不快感が勝つ印象。
そのあとはタンポンを入れて帰宅になります。
前述したように、重い処置や人によっては横にならせてくれます。私は軽かった?ので元気に出社しました。
ところが3〜4時間仕事をしたあと、
猛烈な吐き気と頭痛で早退しました。
タンポンが初めてで不快だったのもあるかも?
コルポスコピーの日は休むことをおすすめします。
ご褒美においしいもの食べたり気分転換も忘れずに!
病院選び
ASC-Hの時点で手術を覚悟していたのもあり、
精密検査は大学病院を選びました。
すぐ予約が取れそうなクリニックでもよかったのですが、手術になってしまった時にまた転院するのも手間かなと思ったからです。
あとはコルポ診にビビりすぎて、うまい先生がいい!と思っていたのもあります。
HPV検査
さて、コルポ診でCIN1と判明しましたが、
これで終わりではありません。
このあとどの頻度で細胞診をするか決めるために、そもそもHPVに感染しているのか、感染しているならハイリスク型か見極める必要があります。
今はその結果待ちです。
ワクチンについて
私は1995年(平成7年)生まれなので、
ギリHPVワクチンの推奨がされていた時期?で
中学生の時に、2価ワクチン サーバリックス (ハイリスク16,18型)を3回接種していました。
初めは定期接種に入っていたHPVワクチンも途中から副作用の報道などがあって推奨?から外れていたはずです。
しかし最近になって中止を呼びかけていた時期に対象年齢だった1997〜2005年生まれの方のキャッチアップ接種がはじまったようです。
あれ?接種したのに異形成になってない?
そうなんです。
まだHPVの検査結果は出ていませんが、
仮にハイリスク型が陽性の場合
私はワクチンで抗体が作られなかったということになります。
(私、接種したんですけどー?!と先生に聞いたら、免疫が作られなかったんだね。と淡々と言われました)
※他の型の可能性はまだあります
続けて先生に言われたのですが、
今は9価ワクチンもあるそうです。
気になる方は調べてみて下さい。
一応念の為に言っておきますが、
私はワクチンを推奨も否定もしていません。
あくまでこのような制度もあるよ、
という紹介でした。
がん検診について
健康診断もどの健保に入っているかによりそうですね。
私の場合婦人科検診は、前職は2年に1回強制、今の会社は毎年任意でオプションを付けるという形でした。後者は下手したらずっと受けないこともあり得ますね。
前の会社に何年も健康診断を受けていない上司がいました。歳だしどうせ悪い結果だから受けないという理由でしたが、病気が見つかるのが怖いからではなく未然に防げるかもしれないから受けようという考え方になるといいなと思いました。
婦人科検診の内診台ってやっぱりイヤだし、なるべく乗りたくないです。でも、子宮頚がんって唯一異形成の段階でみつかるがんだし、あるものは活用した方がいいですよね。
何より23年9月にNILMだったのに、
1年も経たずにASC-Hになっていた私からすると
2年と言わず毎年受けてくれ!!!!!と強く思います。
会社員ではない場合でも、多くの自治体が公費でがん検診を実施しているので、調べてみてください。
原因となる習慣を自己分析
自己免疫の低下の原因としてよく挙げられる
食事、睡眠、ストレス、運動不足
ですが、
まあこの中だと後者2つはずっと解消できていないことですね…。
ストレスがない人間なんていないと思いますが、
これ思ったよりストレスだったかもなと気づいて、
まだマシな環境に整えることは大事だと思います。
今回気づいたストレスは、
SNSと出社勤務だったので
後者は会社変えないとだめなので無視で(笑) ←転職したばかり
SNSのほうを思い切って距離をとってみました。
正確にはSNSと創作だったのですが、
これをやっていた時期、
よく胸が苦しくなっていたし、
電車で息ができなくなって冷や汗が出ることもありました。
今思うと体はSOSを出していましたね。
あとは健康診断のタイミングと同じ時期に上咽頭炎が悪化していたのもあり、自分には合ってなかったなと結論付けました。
このこともいつか整理したいな~
(あれ!?運動のことは?)
まとめ
20代でも異形成~がんになる可能性がある
HPV陽性でも自分や周りを責めない
ワクチン+定期検診が安全ではあるけど、ワクチンを受けない選択をしても定期的な検診で異形成を発見できる
ASC-Hでも軽度異形成の可能性はある
ストレスを溜めないために、無理せず自分のために生きよう
今回の結果が出たことによって自分にとって何がストレスか、見つめ直すようになりました。自分は元気なつもりでも、体はSOSを出しているかもしれません。
また、同じ異形成のかた、自分だけ理不尽だなあ、ついてないな~と思うし、わたしよりもっと大変で今すぐ治療が必要なかたは不安で不安で仕方ないと思います。一番軽い症状の自分が何か言っても説得力ないと思いますが今はとにかく自分を甘やかして、人に頼って、たまには吐き出して適度に生きれたらいいなと思います。
そうではないという人は今回のことを知ってもらえるだけで嬉しいなと思います。